『怪物と聖剣 ~ 決戦』(ドラマ『相棒season23』最終回)

にいさん

2025年03月13日 20:59





 さるこうあんの情報筋から。

 お喋りな男……

 なるほど。そうですか。そうですか。


 (ネタバレは上からの圧力で控えめに? でも、これから録画や配信で見る人は、是非ドラマを先に見てね)


 昨夜、最終回を迎えたドラマ『相棒season23』。ここに来て妙に既視感を覚える展開とこの恐怖感。「右京さん、なんだか世界が壊れてきている気がするんです」けれどと亀山薫の言う通り。世界中が今おかしいと思うよ私も。ねぇ、右京さん。

 僕たちは、やれる事をやるだけです。

 と、杉下右京は揺るがない。が、しかし、キワモノ的な人物が選挙に出ては当選していく。嘘かホントかわからない情報が飛び交って、真実を追及しているはずの人たちが追い込まれていく様はどうだ。(このフィクションとは思えぬ点もまた際物感絶大なのだが)挙句そいつは知事になり、信者のような応援団が敵認定した先へと凸する地獄。言うまでもなく、単なる抗議の凸ではない。デマがホントを凌駕していく。そして、人が死んでいく。

 右京さん、嘘は真実よりも強いのですか?

 そうあってはならないと、下の人の思いと中の人の思いと、離れた場所から「権力には関心がない」と言う上の人とが力を合わせて立ち向かうんです。

 嘘まみれの知事がこのままでは国のトップになってしまう。止めるのは今しかないと言うけれど。

 敵は力があり、大胆。

 「だが、頭が悪い」と右京さん。

 「悪について考えている」というラスボスとの対決はお預け。しかし「ありきたりですねぇ」と、いつも以上に辛辣な杉下右京の安心感。亀山薫の愚直な正義感は怪物を倒す聖剣か? (正義という言葉は嫌いだが「正義感」と「正義の味方」は大好きなのだ)トリオ・ザ・ソウイチは「三銃士」に格上げか!? 

 しかし怪物の首のひとつは倒したが、一番恐ろしい奴との決着は次のseasonで着けてくれるのだろうか。その前に、世界が壊れていない事を、半ば本気で祈る私です。



 お喋りな男……


 冠城、亘か 。