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映画「パリタクシー」をAmazonプライム・ビデオで☆
Amazonプライム・ビデオでフランス映画「パリタクシー」を視聴。ネタバレは、私の口からはしません。ああ、後ろの、あのお客さんが、全部あなたに話してくれますよ。どうぞ良かったら、映画観ていってください。(車のドアを開く)
どこの国でも、タクシー運転手は大変らしい。(アメリカでは、大怪我しながら悪者やっつけ、プシューってなったり、韓国では酷い権力者どもに突っ込んでいったり)ここ、フランスのパリでは、毎日12時間労働で6日間ぶっ続けという働き詰めでも家族が生活していけない?これは日本の割と身近な労働者たちの姿とも重なってくるが、働く者の貧困も世界共通なのか。
シャルルはパリの街には精通したプロのドライバーだが、そんな彼でも過重な労働環境に経済的苦境は、否が応でも神経削られるわけで。乱暴な街の空気には毒付きたくもなるわけだよ。最初はちょっぴり粗野な男なのかと思っていたがそうじゃない。状況がそうさせるのだ。しかも、おいおい、免停寸前だと?
これはもはや、詰まれたか?シャルル。
しかし、人生というのは何が起こるかわからない。例えば、謎の貴婦人から送迎の依頼が入るとか。
はて?この御婦人は、何者。
この女性。マドレーヌがひとつ。秘密を明かしていくたびに、シャルルの顔が変わっていくことになる。観ているこちらもそうだったかもしれない。
マドレーヌの過去。それはなんと壮絶な。
50年代のフランスもまた、なんて男性中心の社会であったことか。そしていつの時代も、どこの国にも、暴力を振るう男はいるもので。今の時代は少しは、ようやく変わってきたと、彼女は言うけれど。
○○○○焼かれるような輩の話しは残念ながら今の日本の国でも耳にする。きっと世界中に、マドレーヌのような人たちの姿もあったのだと思うしそれは今も続いている。
それでも人生は素晴らしいし、パリの街は美しい。そのこともまた教えてくれる彼女の話しにシャルルは入り込んでいくのです。パリの道には詳しくても、これまでパリの街が綺麗だと思えたのは、娘との夜のドライブの時。一度きり。この日はじゃあ、二度目になるのかな。ある余韻を観客と分かち合いつつ、彼が見つめるパリの街は、とても綺麗でした。
Posted by
にいさん
at
2024年09月16日
18:39