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『FYRE』Netflix配信ドキュメンタリー映画凄いよ
映画『FYRE:夢に終わった史上最高のパーティー』をNetflixで視聴。ドキュメンタリーですが、思うところあり、ネタバレ抑え目の表現で感想を。
「これはまずい」と声を上げた部下がいた。
彼は、無視され。やがて外された。
SNSから流れてくる情報に多くの人が熱狂した。
懸念の声は、SNSの熱狂に掻き消された。
悲劇は起きた。
責任者に、反省は見えない。
Netflixでこれは観たいと思っていたドキュメンタリー。日本ではあまり知られていない事件なのかな。しかし、事柄の性質上? 敏感にならざるを得ないというか。イベントごとに関わる人には知らせたい話し。否、イベントを企画する側の人だけでなく、「乗っかる人たち」にも。
自分なんて(前職における)手打ち公演や主催公演から、個人的な趣味のオフ会まで。大きなイベントとはとても呼べないながらも、それでも数十人や時には数百人規模の人が集まるだけでも、相当神経擦り減らすし、体力もかかるもの。たとえ小さなイベントであっても「いい加減なこと」なんか絶対に出来ませんよ。例えば、注目を集める為には嘘でもいいから情報を派手に盛って伝えるとか。たとえ最初は本当にデカい夢を試みたとしても、きちんと問題を指摘する声を受け止めるどころか「なんとかしろ」と力でおさえつけたり、排除する等という対応を繰り返す。聞いて心地好い事だけを耳に入れる、等というリーダーが存在する組織は、必ず破綻します。大事故へと繋がっていく。
これは、遠くの異国の島のビーチで起きた悲劇と思うなかれです。このFYREフェスと同じ何かがこの国のあちこちで起きている気がしてならない。(全てが同じと言っているわけではない、が、場合によっては、このフェス以上の悲劇が起きかねないという懸念は持っています)「それは詐欺だ」「いや違う。広告の表現に問題があっただけだ」これによく似たやり取りを以前どこかで目にしたような。話しが違う、お金が払われない、観客が怒って暴動を、何故負債をこの人が負わされるのか、巨大な国家的事業なのに危険がいっぱい!? 国際的な平和の祭典のはずが疑惑がいっぱい。。。
責任者や富裕層は大体逃げ延び、反省は見えずに。場合によっては家は立ち退かされ、庶民は置いてけぼり。貧困層は更に広がり、参加しないお祭りの喧騒に汗水流して支払い続けた税金は吸い取られていく。あの祭りの景色とこちら側の世界との区別が段々曖昧になってしまう。これは妄想だけれども、どうしても区別が曖昧に、なっていく。
責任者は、懲りずにいるのか。
見放された島の人たちはどうなる?
ふざけんなって声をあげたら、
SNSでの誹謗中傷ですか?
権力者は力を持ち続ける。
悲劇はどこかで、また繰り返される。
Posted by
にいさん
at
2024年11月21日
21:56