にいさんの しらしんけん☆

島ないちゃーの劇団員。上村洋さん 通称にいさんのブログ。
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辺野古報告7月30日(テント村に台風が迫る。)


テント村に到着すると、そこにあるはずのテントが消えていました。テントの骨組みだけが、そこには立っていました。

辺野古の浜には強い風が吹いていました。

あれだけいたマスコミの人達も、そしてたくさんの人だかりもありません。

近くに、篠原さんと 同じくすっかり顔なじみになったメンバーのおじさんと おかあさんとが座って話し込んでいてホッとしました。(あと、テントの片付け作業をしているおじさんが3人ほど。)

ちょうど沖縄に台風が迫っている事から、テントを撤去して、座り込みの本部を別の場所に移しているのだそうです。車を停められないゲート前に仲間を乗せて行く為の中継地点として、そして 初めてここへやって来る人に対応する為に、いつものこの場所で留守番(?)してくれているのだそうです。(ゲート前には変わらず4〜50名程でしょうか。雨の中抗議の市民の人達が集まっていました。)



-以下、篠原さん達とのやり取りです。-


-来る途中、キャンプシュワブのゲート前にアルソックの人達が並んで立っていましたね。

「あの人達は、むしろ気の毒に思います。国はとうとう民間の警備会社を雇って、私達の前に立たせるような事をしてきたのです。私達の税金を使って一体なにをしてくれているのか⁉という思いです。こんな税金の使い方をしながら、一方で消費税はしっかりとってくるわけですから・・」

(ここでひとしきり、ゲート前で抗議行動を行ったおじさんが、アルソックの社員との辛いやり取りについて話してくれました。前日、知人からもらった情報では-彼らを雇った者達は常にクーラーの効いた場所におり、警察官は奥の日陰に立ち、アルソックの社員と市民達とが、あの炎天下 対峙している様子が報告されていました。市民達の必死の抗議を受けるアルソックの社員の顔が 泣き顔になっている写真が添付されていました。メッセージの主の批判の鉾先は、彼らを雇った者達へ向けられていました。)

-今朝の新聞で、台風の影響で辺野古の作業が大幅に延期する事になったと聞きましたが・・

「そうなのです。この台風で、しばらくブイ設置の為の作業が一旦ストップしました。ここは昨日の夜からも強い風が吹きはじめましたが、そんな中でも、遠いところからわざわざ訪ねてきてくださる方達がいて、とても嬉しいですね。夜は人も少なく十分に対応出来ないのですが・・。先日も、南部から若い女の子が初めて来てくれて、目を真っ赤にしながら「気が気じゃなくなって来てしまいました」と言ってくれて、ここでひとしきり話していかれましたよ。」


帰る前に、ちょうどテントの幌を外し終えるところのおじさんに声をかけました。

-後ろから写真を撮らせてもらってもいいですか?

「別に前から撮ってもらってもいいよ。どうせこないだもゲート前でのアップの顔写真がデカデカと新聞に載ったから(笑)」

と、ほがらかな笑顔で言うのです。

そう。この人達は、常にカメラにも晒されながら、警察官や警備会社と対峙し続けているのですね。






辺野古報告1(篠原さんとの出会い。)

http://haruniy.ti-da.net/e6539409.html


辺野古報告2(緊迫してきました。)

http://haruniy.ti-da.net/e6571218.html


辺野古報告3(これからの覚悟。前回書き切れず、なおかつ慎重を要する内容でした。)

http://haruniy.ti-da.net/e6577978.html





























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Posted by にいさん at 2014年07月30日   22:07