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お客様から嬉しい報告が☆(舞台の価値と力について。)
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先日の17日の公演にご来場いただいたお客様から嬉しい感想報告をいただきました。
団体でお越しくださったある療育施設のスタッフさんから電話をいただきまして『普段 、周りの子どもたちとうまく関わりが持てないある男の子が、舞台の本番中に辛そうに頭を抱えるような姿勢になったので、他のスタッフさんが心配になってその子に声をかけたところ、なんとその子は、舞台で展開される(ストーリー半ば過ぎの とある決裂のドラマと思われ・・)ドラマの中の登場人物の心情に感情移入して-つまりその舞台の上の役者の心情に寄り添い共感し、心を痛めていたのだ ということを知り、そのスタッフさんは驚き、感動を覚えた』という話しをわざわざ自分に報告をしてくれたのです。
『普段のその子からは本当に想像出来ないことだった 』と。
わざわざ知らせてくれた事も嬉しかったですが、改めて 舞台の力のなんたるかを教えられた思いです。
自分ではない誰かの心に寄り添い、想像する
ということは 人間に備わった 「めっちゃ大切な力」だと思うと共に、学校での演劇鑑賞を行なうことの価値ではないかと訴えてきた人間としては、本当に嬉しい報告でした。
しかし現実はなかなか「そのこと」を重んじる声というのは(それは教育現場に限らず)決して大きいとは言えないように感じてもきました。
これは実際に以前とある首都圏の学校の先生から言われた言葉でもあるのですが「明日役に立つなにか」を求める風潮はあらゆる現場でどんどん膨張し拡大していく肌感覚を覚えていました。目に見えない心の動きのような形の掴めないものよりも、なにか数字で評価出来るもの。経済に(明日のお金に)直結するもの。そして、届ける側もまた「顧客のニーズ」に合わせたもの、好みの味に合わせたものをと過剰にそれらの基準が接近してくることを私は恐れてきました。というか、そのたびに「抵抗の意」を繰り返し固めてきたと自覚しています。
でも、恐れることはないのかもしれません。受け取り手の人たちはしっかりとこうして受け取ってくれている。自分のような凡人の恐れを超えて 私の信じる「願い」はちゃんと 世の中に広がっているということを私は信じたいと思いました。
巨大な隕石を押し返すくらいの大きな「願い」がこれから働くんですよ。
だから、よし。また信じて進むのみだ。
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Posted by
にいさん
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2018年11月30日
22:56