にいさんの しらしんけん☆

島ないちゃーの劇団員。上村洋さん 通称にいさんのブログ。
てぃーだブログ › にいさんの しらしんけん☆ › 2020年02月

#2010年代外国映画ベストテン 


https://haruniy.ti-da.net/e11392086.html

↑2019年の年間ベストはこちら☆

今、SNSにて #2010年代ベストテン という企画を立ち上げて下さった方がいらして、私もそこに乗っけていただく事にしました^_^(これからその集計が行われるそうですよ♪(*゚▽゚) )

2010年代というくくりで『俺ベスト映画』を皆で出し合うって楽しいですね(((o(*゚▽゚*)o)))他の人の投稿を見ると、まだ観たことの無い作品や全く知らない作品もあって( ゚д゚)!なかなか刺激的です(≧∀≦)そして自分も選んだ作品タイトルがあるとそれもまた嬉しくなります♪

というわけで、Twitter上には昨日あげさせていただいた邦画と海外映画双方のblog記事まとめをここで改めてUPさせていただきたいと思います!

まずは2010年代の私の選んだ海外映画ベストテンヽ(´▽`)/




第10位【修道士は沈黙する】

↓感想その1

https://haruniy.ti-da.net/e10476063.html

↓感想その2

https://haruniy.ti-da.net/e10585370.html



第9位【スリー・ビルボード】

https://haruniy.ti-da.net/e10308728.html


第8位【アベンジャーズ・エンドゲーム】

↓「字幕版」感想。

https://haruniy.ti-da.net/e11078446.html

↓こちらは「吹き替え版」感想。

https://haruniy.ti-da.net/e11117081.html


第7位【ブラック・クランズマン】

https://haruniy.ti-da.net/e11058588.html


第6位【クリード】

https://haruniy.ti-da.net/e8774196.html


第5位【ウインド・リバー】

https://haruniy.ti-da.net/e10700922.html


第4位【バーニング】

https://haruniy.ti-da.net/e10949296.html


第3位【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】

https://haruniy.ti-da.net/e11255436.html


第2位【わたしは、ダニエル・ブレイク】

https://haruniy.ti-da.net/e9473238.html


第1位【ブラックパンサー】

https://haruniy.ti-da.net/e10327723.html


以上(=゚ω゚)ノ

2020年代もまた、映画を語る幸せを♡

Movie forever♪





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Posted by にいさん at 2020年02月29日22:13

籠城の用意はいいか?(読書編)


https://haruniy.ti-da.net/e11459426.html

↑籠城の用意はいいか?(配信で楽しむ編)



『極めて高い芸術を味わい、清純な愛の幸福を体験する人間は彼の生命が意味に満ちていることを確信しているのである。』(フランクル【死と愛】より)


部屋でじっとしてても人は心を燃焼させることが出来る(=゚ω゚)!

幸福感に身を浸すことが出来る!

免疫力を高めよう!(笑)

というわけで、配信のすすめに続いて今度は「読書のすすめ」でいきましょう(=゚ω゚)ノ(理不尽な籠城を余儀なくされる人の為に心からのエールを込めた昨日と今日の記事でございますm(_ _)m)

以下、私が最近読んだ中から(たぶん近くの本屋さんの棚にも置いているであろうものから選びましたよ(=゚ω゚)ノ)エンタメ色強いやつ6作品並べてみました☆



↓太田愛【天上の葦】(シリーズ最高傑作にして今最も推している作品です(=゚ω゚)ノ!)

https://haruniy.ti-da.net/e11380685.html


↓太田愛【犯罪者】(このシリーズを一作目から順番に観たい人はこちらから!その場合2作目の【幻夏】を挟んで【天上の葦】ね(=゚ω゚)ノ)

https://haruniy.ti-da.net/e11416271.html



↓真藤順丈【宝島】(これも是非出会って欲しい一冊!沖縄の戦後史を知って欲しい!そして何より たまらなく面白いからっ(≧∀≦) !(涙))

https://haruniy.ti-da.net/e11108813.html



↓与那原恵【首里城への坂道】(首里城への想い溢れる傑作ノンフィクション!首里城復元の力となった感動の物語です。ひやみかち!首里城☆)

https://haruniy.ti-da.net/e10293126.html



↓悠木シュン【スマート泥棒】(スマートな泥棒って!?パズルが組み合わさった時に謎が解ける気持ち良さ(≧∀≦)第35回小説新人賞受賞作!!)

https://haruniy.ti-da.net/e11246236.html



↓上原正三【キジムナーkids】(上原正三さん追悼の思いを込めて・・。上原正三さんのまさに集大成!上原さんの体験がベースになった戦後の沖縄を舞台とした上原正三版スタンド・バイ・ミーかも?)

https://haruniy.ti-da.net/e10590193.html





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Posted by にいさん at 2020年02月29日09:34

籠城の用意はいいか?(じっとしながら免疫力を高める方法?(笑))



https://haruniy.ti-da.net/e11456989.html

↑最近 配信で観て、とても良かった【お勧め映画】の記事はこちら。



『反撃の用意はいいか?』

(【リチャード・ジュエル】より。)



自宅で籠城を余儀なくされている皆様。又は、楽しみにしていたビッグイベントが中止になってしまった皆様。そして教育現場にも企業に対しても-求めるばかりで-こんな状況に伴うなんの手当も何もなく「行き当たりばったりの極み感半端ない丸投げ政府」への怒りでいっぱいの皆様も。

この際、じっとしてても 免疫力を高めて、健康を保つ為に出来る事を作って「楽しみながら」過ごしてまいりましょう(=゚ω゚)ノ♪(動けんと気持ちが下がるさぁね〜 )この理不尽な状況にもウイルスにも負けない自分に出来る戦い方で?


さあ 籠城戦 の武器を手にしよう!


というわけで、配信で観れる面白い作品観まくって過ごすのも良いかもしれませんね^_^

普段だったら、(配信やDVDもいいけれど)「映画はやっぱり映画館でこそ観ようよ!」と呼びかけながらキャッキャ言いながら映画館を応援して盛り上げたい人間のひとりではありますが、外出が厳しい環境下の皆様は-特に普段忙しくて心のゆとりが持てないような皆様は特に-この機会に配信サービスに加入するのもひとつかもしれませんね。(=゚ω゚)ノ(心のゆとりが失われた時が本気でヤバい時です。)


自分は現在auのビデオパスというやつを利用して、お財布の事情で映画館に行けない時期にはこれで見逃した映画とドラマを頻繁に観ている私でありますが、今、プログラムが充実しまくっているNetflixへの加入を検討中でございます・・(とにかくお財布との相談・・)

外に出られないからこその娯楽で心を染める。

インドアで体は縛られるけれど。

良い映像ドラマに触れて心は活性化させる。

とにかく刺激と癒しを注入させる。

それでいこう(=゚ω゚)


ちなみに、私、幸いにと言うべきか?今のところ仕事は続けられております-って言うてもテレワークとか自宅で済ませられるような仕事でもないしね(⌒-⌒; )

皆様どうか、ご安全に。

お体気をつけて。


(次は、読書の話し。お勧め本の紹介もしましょうかね〜♪)




↓コロナウイルスの検査についての記事はこちら。

https://haruniy.ti-da.net/e11458242.html







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Posted by にいさん at 2020年02月28日09:40

【コロナウイルスの検査がなかなか受けられないじゃないか?】という疑問について。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200226-00010000-bfj-soci

↑ BuzzFeed Japan の記事より。(詳しくはこちらをご一読くださいませm(_ _)m以下、この記事を読んでの今の私の理解するところです。)



信頼できる人からの情報(もちろん読んだ上で)シェアしたいと思いました。ひとつの情報としての助けになればと存じます。

強い「不安」や「疑念」はひとつでも減っていったた方が良いと思っています。前にも書きましたが、パニックになって良くなる事はひとつもありません。


【コロナウイルスの検査がなかなか受けられないじゃないか?】という疑問について。


日本政府はもっと広く国民の検査体制を整えるべきだ!わざと感染者数が少なくなるようにしているんじゃないのか?などなどの声が聞こえてきますが、実際のところどうなのか?医療現場からの(私が信頼出来ると思う人からの情報を、更に読み込んで理解出来ると感じたものしか基本取り上げません。専門的かつ、慎重を要する事柄なので。中には-その危機感から?挑発的ニュアンスや話しの内容に引っかかる点などを感じるものも少なくない気がしておりますので・・)説明に耳を傾けてみたいと思います。


【坂本史衣(さかもと・ふみえ)】聖路加国際病院QIセンター感染管理室マネジャーさんのお話しより。

検査がなかなか受けられないのは、未知のウイルスに対する設備も人も不足している上、更に、今はもう「隔離で止めおく」という段階を超えてしまった為に、限られた「資源」(人も設備も)を重症化した患者さんに集中させて、亡くなる人を限りなくゼロに近づけていく為に努めている-との話し。


まず、軽症の人は基本的に、ほとんどが自然と治っていく。(ただし、適切な対応をしなければ当然重症化のリスクはないわけではない-と言えましょう。)

検査自体は5〜6時間ほどかかる検査だが、検体の受け取りから報告までを含めると、その結果が本人に通知出来るようになるまでは1日から数日かかる。

行政検査として行う検査には患者が料金を負担することはない。

そしてコロナウイルスの検査の的中率は30%から高くても70%!?

なんと 100%ではないのですねっ(驚)

それはコロナウイルスがインフルエンザウイルスの100分の1から1000分の1のサイズな為に検出しにくいとの話し。

私も最初、簡易検査と聞いた時に、インフルエンザの時みたいに鼻に綿棒を入れて30分くらいで結果を知らされて-っていうものを想像していたのですが、現状そう簡単にはいかないと。(鼻から綿棒で取れば喉から採取するよりも検出されるウイルスの量が多く、確率は上がりますが、反面、鼻に綿棒を入れるとクシャミが出る人も多い為、その際にウイルスの飛沫感染の恐れがある為に、今回「治療法がわからないウイルス」を採取する医療従事者の方々は鼻からはさすがに抵抗がある事。しかし喉からではウイルスが取れる量が少なくなってしまうという非常に悩ましいというところで・・この今回コロナウイルスを検出する作業というのは誰もが敬遠しそうな役回りですね・・)

改めて・・

現在コロナウイルスは、治療法が定まっておらず、検査の為の設備も人も非常に限られている為に

『このような中で無症状あるいは軽症な方にまで検査を拡大すると、重症な患者さんの検査が後回しになる恐れが生じます。また検査のための手続きに時間を取られ、重症な患者さんの治療に割く時間が減ってしまうことに繋がります。』『書類の準備や保健所との調整、結果が出るまでの長い待機時間の間に行われる比較的厳重な感染対策のためにかなりの労力を要します。対応する保健所や検査センターの職員も同じだと思います。』(記事より)

今一番力を入れるべきは、高齢の方や持病を持っていて免疫力が弱くなっているそんな人が重症化して亡くなってしまう可能性を、限りなくゼロに近づけることだという考え方。

限られた医療資源をそこに振り向けなくてはならないという意識で対応しているというのが現状であるという点は(私自身のメモとして)押さえておきたいと思いましたm(_ _)m


そして、日々の予防をしっかりと(=゚ω゚)ノ!

手洗い、うがい プラス 手に触れるもの-自分の場合、車を運転する時間が長いので、車のハンドルやドアノブ、そしてスマホと携帯をマメに拭き拭きする事を わりとやっています(=゚ω゚)ノ(マスクは今のところ、コロナに限らず病気にかかっている人や医療従事者の人たちなど今必要な人にマスクが不足しているという問題があって、そういう必要とする人に行き渡って欲しいのと、「予防」に関してはあまり予防効果は市販のマスクは極めて薄いという事があるので、マスクよりも手洗いと拭き拭きを重視で過ごしております。重要度では手洗いが優先で、うがいも出来る限りマメにしておりますm(_ _)m)

そして、免疫力を上げるようにね(=゚ω゚)ノ(不安に苛まれて精神を疲弊させない事、気持ちを健康で保つ事も馬鹿に出来ない重要な事です。笑顔になれる事を作って免疫力を上げる!これも大事。)






追記:だからといって、今回の政府の対応を問題視しないなどという事では決してないからね。今回の日本政府の新型ウイルス感染に対する「甘い見通し」への検証はこれから厳しくなされていく事になります。(あまり詳しくは書かないけど、身近でも大きな影響を目の当たりにしています。ただ「休め」では、国民の多くは失業しちゃいますよ・・今、大きなイベントやライブなどが次々と中止になっている。その多くは保険も効かないもの。被害に遭われた業界への対策もあってしかるべきと思います。国民にただ「自助努力を」「自己責任で」という事のないように望みます。)

今の政権が好きであろうが嫌いであろうが、それは、誰が政権を担っていても問われる事。

ただ、個人的には、

「良くは無かった」と言わざるを得ないのが現状?

だって、この大変な中での「新型コロナウイルス感染症対策本部」で対策を練ってる最中に首相は19分で退席してランサーズの社長と会ってたとか(国民には「不要不急の外出を控えろ」と言いながら・・)そこまで緊急な国民の安全に関わる何かだったんでしょうかね?ランサーズという会社が気になる方は是非検索にかけてみてくださいね。今このタイミングでこうした人物に会っていた-この事も覚えておきます。

今回は、これをまず自分ごととして、いかに理解し受け止めて、この事態と向き合うか-という点をシェアしたいと思いました。

以上。




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Posted by にいさん at 2020年02月27日09:25

映画【インビクタス 負けざる者たち】


https://haruniy.ti-da.net/e11429786.html

↑クリント・イーストウッド監督最新作【リチャード・ジュエル】もよろしく♪


(映画【インビクタス 負けざる者たち】感想。ネタバレには気を付けて書きます。)


子どもの頃に社会科の授業で習い、テレビのニュース番組でもたびたび扱われていた南アフリカの人種隔離政策アパルトヘイト。

当時の冷戦下の世界情勢と共に、「世界とはこういうもの」であり「自分たちが生きているうちはたぶん変わる事はないであろう」と思われていた事柄が、自分が小学生から成人を向えるまでの間に次々と変わっていきました。

あの後まさかベルリンの壁が崩壊するだとか、西と東に分かれているのが当たり前だと思っていたドイツがひとつの国になるだとか、国境を超えてひとつの通貨が使われるようになるだとか、まさか、あれだけ絶対的体制と思っていた「冷戦」が終わりを告げるだとか、

そして、アパルトヘイトも。

映画はネルソン・マンデラが釈放されるところから幕を開けます。

綺麗な芝生の上で白人たちがラグビーの練習をしている隣りの土のグラウンドでは、アフリカ系の人たちがサッカーを行なっている。多くは少年たちか。

そのサッカー少年たちが、ふたつのグラウンドに挟まれた道路を通る車に歓声をあげながら群がっていく。

向かいのグラウンドで、白人のラガーマンがコーチに尋ねる。「あれは誰か?」と。「釈放されたテロリストだ」と答えるコーチ。

まさか、その彼が大統領になるなんて。

まさか、弱小チームと酷評されまくっていたラグビー代表チームが あんなふうになるなんて!?(どんなふうかは、そこは言えない・・)



ひとつの国の社会に、バックボーンの異なるひとたちが共に生きている。

片方はもう片方を恐れ、片方はもう片方への(圧政者への)憎しみを募らせていく。

国の中に深い分断が存在する社会。

それは、自分が今生きる社会においてさえ感じること。同じ社会に生きているはずなのに、こんなにも見ているものが違うのか?それは時に暴力的な姿を現す。自分は「それ」を何度となく目撃してきたし、ちょっとした絶望感に苛まれた事すらある。小さな差異にレッテルを貼り、時には事実ではないデマを振りまいて恐怖を煽る人たち。

そんな「社会の中の分断」のある意味究極の形を成していたのがマンデラが大統領になった時の南アフリカではないだろうか。

マンデラは何故ラグビーにこだわったのか?

何故、「彼ら」を許し、融和を説いたのか?

(マンデラ大統領誕生時にはクビを覚悟していたらしき)白人シークレットサービスのひとりが語る「前の大統領にとって私は透明な存在だった。今の大統領は私について深く知ろうとしてきて、出張先から土産を買ってきてくれた」。当初不穏な緊張感に包まれた大統領の警護チーム(アフリカンと白人が半数ずつの)に現れていく変化はそのままこの国が歩み始めた時の姿を表しているような。

彼の人への対し方が次第に相手に影響を与えていく。

マット・デイモン演じる代表チーム主将が、かつてマンデラが収容されていた独房を訪れて、その狭さに愕然とします。

こんなところに30年閉じ込めた相手を、許せるものだろうか?

彼もまた、マンデラの人間性に驚き、惹かれていくのです。

あんな人は初めてだ。

タイトルはInvictus。

ラテン語で「屈服しない」という意味。

沖縄では「不屈」という言葉で呼ばれる。

あの人は、南アフリカのカメジローだ。

いや、一般的には って言うか世界的には 逆か?(笑)

でも私には同じだ。

理不尽に屈しない。何者にも支配されない。暴力・憎しみよりも融和を。例えば他者を「あんな人たち」というレッテル貼りをしないような。そして本当に純粋に民を思う気持ち。

Invictus.

これは、世界共通の言葉。






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Posted by にいさん at 2020年02月26日08:48

※注意喚起 【ブルーベリーフラペチーノ事件!?】コロナウイルスに関する不自然な同一のTweetが上がっています。


https://haruniy.ti-da.net/e11446196.html

↑コロナウイルス対策について。


先日(2月23日の午後に)異なるアカウントから、まったく同じ文面と同じ写真が一斉にTwitter上に上がってくる-という【事件】が起きました。

曰く、


『よく考えたらコロナウイルスかかってる人あんまりいないよね 笑(顔文字)

噂の力ってすごい(顔文字)』

というTweet。

それと何故かブルーベリーフラペチーノの画像が・・

(それと『久々のツイート〜

春休み眠たすぎる〜』というのもどうもセットみたい(=゚ω゚) )

別々のアカウントからまったく同じコメントが同時に(一斉に)って、あまりに不自然極まりないですね。

試しに上の文言で検索をかけてみて下さいヽ(´ー`)

ウヨウヨ上がってきますから(汗)

そしてそのTweetをしている皆様が、最近Twitterを始めたばかりという事。全員1月24日の「春節の日」から?(全てが不自然。)

これが今「ネット工作」だと問題になっています。

コロナウイルスが広がりを見せる報道を抑制させる為に?オリンピックに水を差すから?その対応に批判が集まっている政権に都合が良くないから?もしくはブルーベリーフラペチーノのステマ?

その「工作」についての推測は様々ささやかれておりますが、いずれの理由にせよ、2018年の3月より、Twitter社は『複数アカウントに同一もしくは実質的に同じコンテンツを一斉にツイートしないでください』と呼びかけており、明確な「禁止行為」とされています。

まぁ、そういった決まりがあってもなくても、

これ倫理的に 凄くかんじ悪い ですから。


「コロナウイルスの危険性を不当に小さく見せること」はリアルな危険を広げる行為そのものでもあり、誤った情報を拡散することは(デマの拡散というのは)犯罪として刑罰の対象となる場合もあります。

上にあげたケースはTwitterアカウントの凍結で済めばまだましな感じ。最悪の場合さらにリアルに警察のご厄介になる可能性も否定出来ないレベルのはなしです。



くれぐれも、こうした「工作」に惑わされないようによろしくお願いいたします(=゚ω゚)ノ(というか、普段からこのblogを読んでくださっている読者の皆さん自分なんか以上にめちゃくちゃ情報リテラシー高い人が多い事を存じ上げておりますから。まず大丈夫だと思いますが、初めて読んで下さった皆様は、どうかお気を付けになってくださいm(_ _)mそして今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m)




※写真は、アカウント名等は消しております。






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Posted by にいさん at 2020年02月25日09:20

映画【FOUJITA】について。


https://haruniy.ti-da.net/e9655430.html

↑「あの頃と 似てるんだよな〜 風の匂いが 」という台詞が浮かんできた一冊。(戦争に加担したのは文学者もまた然りでした。)


(以下、ネタバレも気にして書きますが、史実に関する部分は「ズケズケ」書きます。)

以前気になりながら観逃していた映画【FOUJITA】を配信でようやく観る事が出来ました。(監督は小栗康平さん。)

正直な話し、何故この人を小栗康平さんのような映画監督が取り上げるのか?という驚きがまずありました。そんな意外性から強い興味が湧いてきたのです。

またまた正直なところ、私は藤田嗣治という人物に率直に言って良いイメージを持っていませんでした。(あくまでも歴史上の人物として語られるイメージですから、映画を観る事でそれが覆されるかもしれないという期待感もありつつ・・)

戦争協力者の画家の代表格

それが彼-藤田嗣治へのイメージでした。

果たしてそのイメージは覆ったのか?

結論から言えば、 否 です。

しかし映画としてはなかなか美しく魅力的な作品として(特に後半の疎開先の農村でのくだりは凄く面白かった・・)良く出来ていると思いました。この美しき映像には彼への好意と敬意も込められていると見て取れるとすると、個人的には複雑な苦い後味の映画でもありました。


彼はわかっていた。

それが「えそらごと」である事を。

ミッドウェイ海戦がどうなったのか、制空権を握るのはもはやどちらの国であるか、近いうち東京も危ない事だって。それでも「えそらごとが物語を作ってくれるのならそれも悪くない」と、現状を認識した上で上手に波に乗って務めを果たしていたのですから。

それは、挙国一致の戦争遂行に自ら(否定したり、それに対して煩悶したりすることなく)映画には出てこない実際の本人の「手記」での言葉を借りるならば『国のために戦う一兵卒と同じ心境で描いたのになぜ非難されなければならないか』という認識を彼は戦後もずっと持ち続けていた事には触れておきたいと思います。

アーティストとして、「えそらごと」の中に身を置きつつ、日本の中に息づくフォークロアから自分の世界を構築していく描写はなかなか魅力的なところもありましたが(後半の狐の話しと繰り返し映される存在感のある大木が、とある作品に結実していくくだりなど)前半の享楽的なフランスでの生活での「イケてる俺」が語る『君らは世界と闘えるのか?』というイケ好かない野心家の顔と、軍人から要請される際の『我が国は芸術の方面でも勝たねばならない』とする方針とそれを複雑ながらも正当化して受け入れる彼は一見別人のようでもありつつ、本質は大して変わってないじゃないか?と思わざるを得ない。向かうベクトルに違いが感じられない。

イケてる若い頃は俺は売れなきゃならない。勝たなきゃならない。力を持たなければならない。それが次第に状況が彼に「国家の要請」として同じことを彼に命じ、歳を重ねた彼はそれを受け手として正当化して「乗りこなしていく」ようにも見えないでもなかったということ。

GHQからの追及とはまた別に、戦後に国内の知識人から上がった特権層への批判の中に彼はいたのではないか。

「高みの見物」というか、彼の場合、完全に加担したプレイヤー側でもあり。従軍画家としての任務の他ではほぼ安全な場所にいながら、むしろ「傍観者」としての態度も見せる。そして上手に波に乗っていく。もっとも彼自身は自分の仕事を誠実にこなしていたのだろうが。

しかし、一般の庶民はそんな「波」には乗る事など出来ない。

偉い軍人さんから軍服を贈られて、それを着る彼を妻が「悪趣味」と呼んだ。彼は「悪趣味でも乗ってみるものさ」と答えた。ここに彼という人間の一面が現れているような気もしました。

つまり、あの時、「戦争に加担した芸術家たち」の姿のある一面を映し出した以上の(例えば戦争と相反する何か、例えば彼にとっての正義、例えば やむにやまれぬ何か)その何かを見出すことは私には出来ませんでした。

オダギリ・ジョーさんは好きだけど、藤田嗣治については・・・




しかし彼の遺した教会の壁画は(とある部分に笑ってしまいましたが(笑))それはそれは見事な作品でした。

このような美しいものを描くことができるその手が「戦争に使われる」という事の恐ろしさを思わないわけにはいきませんでした。




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Posted by にいさん at 2020年02月24日11:35

【「防衛省、軟弱データ除外」のニュースについて】


https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1078439.html

↑琉球新報電子版より。


やはりですか?

不都合な真実

隠蔽体質

恣意的操作

散々言ってきたよね?

それはマヨネーズ状の

軟弱地盤。

水深90メートルなんて工事これまでに前例がない。

無理に無茶を重ねてさらに隠蔽。

最悪過ぎ。

最低過ぎじゃないですか?

こんな事に我らの税金

使わないでくれませんか?

実はデータはあった。

彼らは知っていた。


『 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に関して防衛省が埋め立て予定地の海底地盤の安定性を分析する際、より安定していないことを示す調査結果の一部を除外していたことが21日、分かった。地質学や土木工学の有識者らでつくる「沖縄辺野古調査団」(代表・立石雅昭新潟大学名誉教授)の検証で明らかになった。』(琉球新報記事より。)


もうやめてくれ。

辺野古へ集う友たちの顔が浮かんでくる。

「勝つことはあきらめないこと」というフレーズが頭の中をぐるぐる回っている。

そして、こんな理不尽が終わるまで何万回でも言い続ける。

辺野古に新しい基地など絶対に作らせてはならないと。

ウチナーンチュ ウシェーティ ナイビランドー

マキテーナイビランドー 

チバラナヤーサイ!

俺もだ!







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Posted by にいさん at 2020年02月23日12:43

野を駆ける伝説

 
https://haruniy.ti-da.net/e11406634.html

↑ケン・ローチといえば最近ではこの映画も。




武器を奪われてなお「巨大な力」に抗う者は、ダンスやアートの中に武術・闘いを忍ばせ、己の自由を勝ち取っていく。

「自由に在る事」そのものを体現する事で抗うという生き方も あるのかもしれません。

私の中では昨日の記事の続きのつもりで書かせてもらいます。

過去に取り上げたケン・ローチの映画【ジミー 野を駆ける伝説】の記事を大幅に加筆修正してあげさせていただきます。

(ネタバレは最大限に配慮しつつ・・)

英雄という言葉をどう捉えるかは人それぞれかもしれません。しかし一般的に、教科書に載る【英雄】とは、大体の場合においては「歴史の勝者」になったボスです。

歴史上幾多の血塗られた権力闘争を勝ち抜いた者達が、自らの歴史書を書かせ、自らを英雄として知らしめ、敗れた者達を「悪」としてそこに書き入れる-といったところでしょうか。

もしかしたら、事実が書かれた文書を改竄し、嘘をつき、法律も自分の手で都合よく解釈して、組織の人事も「人事局」が都合の良い人選で周りを固め、お付きの者たちもそうでないはずの者たちまでもが忖度をする事によって権力を維持しているような、表向き民へ良い顔をしながら、その民から吸い取った血税を自分たちの「PR活動」に使うようなそんな姑息な事をする人間が「英雄」として見られるような事もあったのかもしれません。

今と違って即時ネットで可視化される事もありませんし、ジャーナリズムが第4の権力と呼ばれるようになるのもずっと後の話しかもしれません。(ん?そういえば今って、そんな「第4の権力」なんて、存在してたっけ??)

パワーゲームに敗れた者は、それがいかに理不尽な弾圧であっても、詐欺的な勝利であったとしても、敗者=ヴィラン(Villain)とされるような世界が歴史の中ではくり広げられていたようです。


しかし、民衆は忘れないものです。


オーラル・ヒストリー、口承伝承の多くは、そんな「大きな歴史」の有名人ではない その時代の市井の人たちが親愛の念を込めて語り継いできた英雄たちが登場します。

身近なところで例を挙げるとすれば(口承だけでなく文書も大量に遺されていますが、語り継がれている-という意味においては)カメジローもそのひとりかもしれません。(少なくとも、自分が習った小中学校の教科書では一切触れられませんけどね。沖縄の人たちは今でもなお、あの半世紀以上前の瀬長亀次郎の出来事を「マジで昨日のように語る姿」を何度も目にしてきました(笑))


このケン・ローチの映画に出てくる(アイルランドで実在した主人公)ジミーとは、そうした「大きな歴史の英雄」ではないかもしれない。

どちらかというと、

ジミーは隣りの兄貴 だと思う。

真に親愛なる隣人という存在。

その、周りを放ってはおれない聡明な男は、結果、民衆のリーダーとして(担ぎ上げられたところもあっただろう、まるで巨大な怪物にヘラクレスのような超人を持ってきて闘技場で残酷にかち合わされるような?)地域を支配するかの如き権威-教会の厳しい指導に背き「皆が自由に学び、踊り、交流出来るみんなのホール」を作り上げ、地域の民衆の絶大なる支持を集めました。そんなジミーを教会の神父や土地の地主、有力者達は『危険人物』として敵対視し弾圧をかけます。

この構図に何か既視感を覚えるのは私だけでしょうか?

神父の息子が、ジミーと仲間達への行き過ぎた弾圧行為をやめるように父親に訴えます。「彼は小物だ」からそんな事をしなくても・・と言った彼に対する -ジミーの宿敵たる-神父の言葉が非常に面白かった。

「いいや。彼は知恵と情熱があり絶対に諦めない男だ。そして彼は良識と誠実さを備えている。」だから彼の影響力を侮ってはいけない-と。(べた褒めじゃねーかよ(笑)(笑))

明確な敵対者からもそこまで見込まれるほどの、彼-ジミーはそんな民衆のリーダーでした。

しかし一方で激しく敵対視しながら、彼の資質を誰よりも認めているらしい(むしろ一番の理解者じゃないのか?( ゚д゚)?という)神父とジミーのやり取りはとにかく面白かった。


そんなジミーと仲間達の姿が、僕の知るある人達の姿と重なってきました。

いかなる理不尽な弾圧に遭おうとも 自由に学び、歌い、踊り、語り合える「我々のホール」を守る為にいかに闘ったかは、是非映画をご覧になって下さい。

そしてまた、年老いた母親と静かに暮らそうとした彼に再び「皆のリーダー」として立ってもらいたいと懇願する周りの仲間達に(時には対立していた勢力からも・・)必要とされ、迷い 悩み抜く彼の姿も描かれていました。

彼は、目立ちたいとか、のし上がりたいというような野心を持った男ではありません。

政治的に相手を陥れたり暴力に訴える男でもありません。

ただただ自分を必要とする人達に対して誠実であろうとした そんな人間だったように映りました。

時の支配者に抗い、闘った民衆のリーダーとは、真の英雄とは、教科書や歴史書ではなく、民衆の語るの伝承の中でこそ受け継がれていくものなのかもしれませんね。

「我々のホール」を潰されてたまるか。

そんな思いが今再び、私にこの物語を語らせたようです。




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Posted by にいさん at 2020年02月22日09:41

橘タキ 編【できるから やる】届きました(((o(*゚▽゚*)o)))


https://open.spotify.com/show/5CZfiCCP3pB69jNQheIRAI?nd=1

↑ツイシネ・Podcastもよろしくね♪


毎回お題映画の感想をTwitterで呟くイベント【ツイシネPodcast】の番組のパーソナリティーも務めるタキさんの御著書(ZINEという冊子の形で出版されまして)がうちに届きました〜〜(((o(*゚▽゚*)o)))待ってましたっ!!

タキさんありがとう!(((o(*゚▽゚*)o)))

リスナーとして一方的に、勝手に親近感を持たせて貰っているタキさんですが、そんな人が自分で「できるから やる」と言って本を出版された事がまず凄い。

タキさんって 博学なんすよ。

そして話しのストックが半端ないんです。(笑)

いつも映画の話しの前に「ちょっと関係ない話ししていいですか?」と番組パートナーのペップさんに呼びかけて話し始める内容が、それ 全然映画の内容にかかってるやんか(笑)めっちゃ伏線になってるやんか(≧∀≦)というふうに、話しの先が読めないまま引き込まれてしっかり映画の話しと実体験とをリンクさせるあの語り口は誰にも真似出来ないんじゃないですかね〜?(ペップさんが王道解説、王道評論とすれば、タキさんは映画哲学者、映画思索家といった感じ?・・あのふたりのバランスは最強ですよね・・)

夢中になって一気に読みました。

内容はエッセイが3編。

・できるから やる

・ミクシィ

・低空ダンス考

映画記事同様(これから読む人のために)ネタバレ的な事には具体的に触れないようにしますが、

先日こちらで取り上げた「体験価値」についての記事の中で、今の自分にはまだ(その3つの生きる価値のひとつである)「態度価値」を語る事はまだ早いと、いつかその「価値」について語りたいと思っています-と書いたばかりだったのですが・・この本の第一章ではまさにその人にとっての「態度価値」とは?というところの意味を、タキさんなりの言葉で誠実に語られているように思えてきて、実は涙が出てきました・・(笑)

そして、最初は 恨み辛みと言いながらも?ネガティブな現実を、それを一旦「認識」として受け止めた上で、タキさんは「その先へ」行く人なのかもしれませんね。


この社会は小さな「○○」で溢れている。

多くの人の「○○」で成立している。


ってところも好きですね☆

一応 ○○は伏せておいた(笑)これから読む人には読んだ時に初めて知って欲しいから(=゚ω゚)ノ

ちょっと自分も弱っていたのかもしれませんが(笑)ほんと、背中を押された気持ちになりました。


mixiのはなしも懐かしかったな^ ^マイミクって言葉の響きも(笑)

あの時代の自分自身の記憶とか、鮮やかに浮かび上がってきたり、低空ダンスへの考察にとある地域の武術と舞踊が重なってきたり、本当に刺激に溢れた一冊でした!






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Posted by にいさん at 2020年02月21日09:41

【福岡市が市民の個人情報を本人の同意なく自衛隊に差し出すというはなし。〈続報〉】


https://haruniy.ti-da.net/e11437032.html

↑弁護士の後藤さんから教えていただいた「自衛隊への個人情報提供」について書かせてもらった記事。


(先日話題にした)2月7日に行われた福岡市の個人情報保護審議会には、たった5席の傍聴席をめぐって170人近い市民が詰めかけたそうです。(5席って、いくらなんでもあり得んくね?( ゚д゚)?)

ちなみにこの時、審議会宛の市民の署名は1200筆余り届けられたそうです。

その場にいらした後藤さんの報告をうかがってもそう思いましたが、完全に、そうした市民の声を締め出してるって印象しか受けられませんよね(唖然)


自衛隊への名簿一括提供とは、憲法13条で保障された「プライバシー権」や個人情報保護法や条例にも違反しています。(そんな法律や条例を持ち出すまでもなく、自衛隊に自分や家族の名簿を提出するとか絶対やめて欲しいわって思う・・)

本人の同意なく、目的外利用のために福岡市以外の機関へ個人情報を「提供してはならない」のです。

の、はずですが・・

そんな福岡市民からの大きな反発を受けてか、福岡市はなんと「嫌な人は、拒否の表明をすれば名簿提供しないからさヽ(´ー`)」ってな意味の説明をはじめて・・

ちょっとちょっと(!)話しが逆でしょ!?

そもそも本人からの同意なく個人情報を渡してはいけないのであって、それを「嫌な人は市の周知をチェックして表明して」って、それもおかしくないですか?

「福岡市だより」という冊子は、うちにも定期的に届きますが、どれだけの人がそれをくまなく隅々まで読み込んでますかね〜?福岡市のホームページなんて見たことさえないし、LINEなどSNSでの福岡市のアカウントがあることも、この西日本新聞電子版の記事を教えてもらって初めて知りましたけど↓↓

https://www.google.co.jp/amp/s/www.nishinippon.co.jp/item/n/585262.amp


福岡市の18歳から22歳の皆さんはこれらの市からの情報を普段から隈なくチェックしているという事ですか?そりゃ凄いや。

ちなみに市は「一人一人に同意を得ることは考えていない」との説明。

?????

福岡市は、高島市長は、これで十分な周知が出来ると考えているのでしょうか???


高島市長には、どうか「このような行い」を考え直す事を望みたいと思います。





 


 






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Posted by にいさん at 2020年02月20日08:47

【「体験価値」のすすめ】


https://haruniy.ti-da.net/e11441357.html

↑「文学」というものもまさに『体験価値』のひとつだと思います。


「実存分析」の創始者でもある神経科医V・Eフランクルが唱えた『人が生きる3つの価値』というものがあります。

・創造価値

・体験価値

・態度価値

世の中には-特に書店の店先の目立つのポップや帯・タイトルに溢れる言葉の多くは、まさに「創造価値」の洪水のように感じる事があります。あらゆるメディア(特に広告媒体など)で扱われるもののはほとんどがこの「創造価値のすすめ」のように思えます。

誤解されたくはないのできちんと言っておかなければなりませんが、私は何も創造価値を否定しているわけではないし、むしろ、前向きに良きものを作ることや勝利を目指してひた走ること、自分が認められる「何者か」になる気持ちも痛いほどわかるし多くの場合 そんな友人たちを応援もします。

ただ、ひとの生きる価値というのは、そういう「結果」に残せたり目に見えるものばかりではないですよね?

場合によっては、誰にも振り向かれもしない、つーか誰1人知られていない・・

けど、その人にとっては何か重要な達成だったり、喜びだったり、よくよく話しを聞いてみると、聞いたこちらが生きる力を得られるような感動的な出来事だったり。

特に、死に臨む人、絶望的な状況下にある人が 最後まで「より良く人間らしくあらんと生きる姿」の意味と感動を-先人たちは学問として残してくれていました。(という事を10代20代の頃の自分はつゆほども理解していなかった・・。あの「哲学」の授業を真面目に受けていなかった私(汗))

ちなみに「体験価値」とは、美しい自然の景色に触れたり、舞台や映画、文学、あらゆる芸術・文化に触れることで得られる精神の震えを感じる力を持つことの価値。(まさに自分が長年-それも幼少の頃より-関わってきた分野であるわけでありまして・・)

そして「態度価値」。これを語るには自分はまだあまりに青いと感じてしまいます。しかし、その意味するところがようやく理解出来るようになってきたらしいというか・・。この「態度価値」については、また改めて話題にしたいと思っています。今一番社会に対して叫びたい事柄かもしれないし、自分自身に対して求めている「価値」かもしれません。


その2番目にあげた「体験価値」こそ、本日取り上げたい事柄であります。(=゚ω゚)ノ

昨今よく使われる「自己肯定感」なる言葉に対して、正直違和感がありまして・・

だって、そもそもそれは否定し難くそこに(ここに)在るものを、何故わざわざそんな言葉が使われなければならない程に「自己を肯定出来ない」状況があるかのか?って事ですよね。

個人的な見方として、そこには先に挙げた「創造価値の氾濫」が関係しているように思えてならないのです。

そんなどこぞの審査員や偉い人に認めて貰った肩書きや、誰かに勝って得られる勝利の美酒なんて、誰でも受けられるものでないばかりか、あくまでひとつの「価値」の種類であって、それをあなたが得られないからって「駄目な人間」だなんてまずなりませんよね?ましてや誰かに否定されるいわれはないですよね〜?(そうさせる原因がもし身近にあって、自分に対してそう思い込ませるような干渉をもししているのならば、100% 悪いのは、そんな干渉をしてくる人間の方です。ハラスメントは 犯罪 です。もしかしたら、それに近い扱いを受ける境遇の人たちが社会には多くいらっしゃるのかな?とも思います。抑圧する側も多くは余裕が奪われていたり追い込まれていたり・・そんな抑圧を生む大元は何だろうか?とも考えてしまいます。)

自分も過去に気持ちを病んだ経験があります。だからこのような話しにどうしても敏感になってしまうところがあるのかもしれません。

加えて、自分の(まぁ、今の仕事の内実とか具体的な話しはここでは出来ないのだけれど・・)関わってきた分野で尚且つ趣味の領域にもかかってしまっている舞台芸術のような『総合芸術回りのカルチャー』を日々blogでも発信してきたつもりなのですが、これらは「体験価値」なくしては成り立たないジャンルだと思います。(かなり広い・・ジャンルに渡る話しをしているけど(=゚ω゚) でも本当に本質は変わらないと思うのでここはザックリと【カルチャーは体験価値の塊だ】と言っておきたいと思います。)

以前、舞台に上がっていた時に、本当に自分に自信を失いかけて、先輩や指導者からの厳しい言葉への耐性さえ失いかけた時に、そんな自分を救ってくれたのはマルセ太郎さんの舞台でした。

「スクリーンのない映画館」というシリーズで、演目は山田洋次監督の映画【息子】をマルセさんがひとりで(自身の解釈も織り交ぜながら)語り演じる-という凄まじい舞台。

この舞台に心の底から感動出来たこと。

それがあの時、自分にとってどれだけ勇気付けられたか?

誰かに伝わることでもない、感動とは、目には見えない自分の胸の内に生まれる「価値」です。

尊敬する演劇の師と仰ぐ人からかけられた ふとした一言に涙が出そうになったり。

自分にとっての真の宝物とは、多くはそんな目に見えない「内的」な事柄です。(そりゃ、夢の本多劇場の舞台を踏んだ時とか、地元での 凱旋的?公演とか、沖縄でやらせてもらえた主催公演に沢山の人が足を運んでくれたりだとか、ほぼ周りの人達に支えられての「創造価値」だって無いわけではありません。どちらの「価値」も私にとっては宝物です。)

最近(たぶん前以上に?)気に入った映画や本や感動したLIVEの紹介をblogでさせてもらっているのは、そんな「こんな最高な【体験価値】 共有しなきゃもったいない!(≧∀≦)」という思いが強いからかもしれません。それにこの上に挙げた3つの「価値」の中では、たぶん1番ハードルが低い(笑)

わりと簡単に手に入りやすい。(かも しれない・・)

それを楽しむ心があれば、それで十分なのですから。

それさえあれば、十分に 生きる価値があると言える。

(場合によっては、凄まじい副作用で何者かに変身・変異してしまうかもしれない。それは決して大袈裟ではなく。)

肩書きとか生産性とか まったく関係ないから!(笑)

こんな喜びを味わえないで一生を終わるなんてもったいない!

いや、もちろん人によっては「自分にとっての喜び」は人それぞれであって、必ずしもその感動が共感されるとは限りません。

場合によっては全く異なった「見方」に触れて、その事でさらにその作品への話題が広がって盛り上がって-という楽しい体験も最近知りました。(そんな多様な見方の人たちと「わちゃわちゃ語り合う為に」神戸にも足を運びました。)

映画・音楽・演劇に限らず、良かろうが悪かろうが結局その中身で盛り上がれる(そして考えが深まっていく)という-そんな懐の深さをアートというものは持ってるんですよね。

上に「喜び」と書きましたが、人間の喜怒哀楽全てが人の心に響く表現になり得るのです。

そんな「体験」の「価値」を多くの人が感じられる世の中が

わりと悪くない世の中

ではないかと思っています。

そして時には、そんな体験や、体験をもたらした作品が(物語が)傷付いた精神の「抗体」たり得る力を、現実への「抗体」たり得る力を持つ事を私は信じています。

そんな「語り」をしていける人間になる事が、今の私の目標かもしれません。



フランクルについて。「態度価値」については、またいずれ、語らねばならない日が来るかと思います。m(_ _)m



写真は、最近感動体験を味わった とあるLIVE会場にて。




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Posted by にいさん at 2020年02月19日09:11

ゆ・雪っ(驚)


https://haruniy.ti-da.net/e11446633.html

↑実はインフルエンザの方も(方が?)ヤバいんです。予防徹底していきましょうね〜 の記事(=゚ω゚)ノ


2日前だっけか?SNSにて「沖縄は30度」なんて投稿を見てドゥマンギテ(驚いて)いたところが・・

写真は昨日の朝。九州某所と言っておきます。

めちゃくちゃ寒いじゃねーかよっ(≧∀≦)と思って外を見たら、


雪降ってるし〜〜〜〜(笑)(笑)(笑)(笑)



数日前は春みたいな暖かさを感じていたのに(沖縄は夏日だったっていうのに・・)この寒暖の差は何ヽ(;▽;)ノ


つい先日などは、余裕たっぷりに「コロナもインフルも、冷静に対応しましょうね♪ヽ(´ー`)」なんてほざいてた人間がさ、昨日はこの寒さに震え上がって心の中で悲鳴をあげておりましたよ(恥)(泣)(ひぇぇ〜〜((((;゚Д゚)))))))さ 寒いぃっ(恐)って・・)ザマァないですよね(⌒-⌒; )(笑)

でも、手洗い、うがい、鼻うがい、さり気なく(気付かれず)相手との間合いを計る(笑)等 予防対策は徹底しているつもりでございます。

この気温差も体を壊す引き金になりますから、皆さんどうか、気をつけて過ごされてくださいませm(_ _)m




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Posted by にいさん at 2020年02月18日07:47

日田彦山線の復旧問題は 日本のディストピア化が問われている問題?(今回はJR九州さんへ望むこと等)


https://haruniy.ti-da.net/e11445077.html

↑ JRの日田彦山線の区間の約4割がいまだ復旧出来ない問題について。

(写真は13日の毎日新聞より。)

日田彦山線の問題について、前回は主に大分県の広瀬知事のこれまでの言動及び政策の中身を引き合いにして「広瀬さんそれはなくないですか?」という突っ込みメインの記事になりましたが、今回は【JR九州さんメインの内容】で主に書きたいと思います。

あの豪雨災害によって大切な「生活の足」である鉄道が使えなくなってしまった

という事態の重さについてまず想像してみたいと思います。

中には「この地域は車社会だし、自分は困らないし、赤字路線は廃止して当然だろ?」「そんな赤字を垂れ流すような路線に税金投入してどうするの?」という趣旨の意見・反論が散見されたり直接いただいたり。(しかしそういう考えの方も読んでくださってありがとうございましたm(_ _)m)

そりゃ、運転出来れば困らんだろうさ(笑)

でも、車を運転出来ない人。特に高齢者の人たちはどうなるのか?

そもそも「今、地方は車社会だから」というフレーズ 一体いつまで使えるフレーズだとお思いですか?

これだけ高齢化が進んで、高齢者のドライバーの事故が社会問題化し、高齢者の免許の返納についての話題がこれだけ大きくなっているにも関わらず、「地方都市や過疎の地域では、今も若者がわんさか住んでて1人1台レベルで車の運転してまっせ」てな話しであれば、鉄道なんかなくても大丈夫だね( ゚д゚)凄いね〜 って言えるんだけどさ、

現実は益々運転が困難な人が増えてきている。

更には今全世界的に「地球温暖化まじでヤバいぞ」と語られる中で、自家用車の二酸化炭素排出量が電車の9倍を超える排出量であるという事が知れ渡るに至って、『移動は車から電車などの公共交通へ』と社会的に叫ばれている昨今ですよ。(事実。国土交通省もそれを呼びかけてさえいます。)

「地方都市や過疎化が進むような地域は車社会だから」というフレーズは、高齢化及び温暖化対策が追い打ちをかけ、はっきり言って近い将来「絶滅危惧語」(要するに死語ですね(=゚ω゚))になると個人的には捉えています。まぁ、夢のような自動運転化と電気自動車や水素自動車の普及が短期間で劇的に増えれば別ですけどね。たぶん、そうはならない。

自分は大分にも福岡にも(この問題の区間の地域も)あちこち出没している人間ですので、福岡市内のような大都市圏とそうでない自然豊かな地域の「移動の格差」みたいなものも感じていて(ただ、誤解されたくないのは、「格差」といっても、博多みたいな過密で利便性高い場所が必ずしも生活環境として良いかどうかは、どちらが好ましいかはそこに暮らす人の受け止め方によって異なります。むしろ電車の数が少ない地域の方が魅力でもあり得ると 今では感じます。だから「移動手段の数の格差」はどちらが良い悪いという話しではないと御理解ください)あの災害の後に感じた事は、この目の前の一本の線路が断たれた時は、ここに暮らす人は移動手段がかなり厳しくなるよな!?というリアリティでした。皆が皆車を運転出来ればいいけどね。そうではない人にはきついな〜とリアルに感じます。

まずJR九州は民間企業ではありますが、同時にそうした地域に暮らす人には大事な社会インフラを担う企業でもあります。

何もここに新幹線やソニックを通せとか列車の本数を増やせとか言うてるわけやない。日田や小倉までちょっとした遠出をしたい時(しなければならない時)に近くの駅から地域の人が移動手段として利用出来る「最低限の移動手段」を-そこにあったものを復旧してくれと言うてるだけです。地元の人たちへの毎日新聞の取材によると95%の住民が「鉄道復旧を望んで」おりトップ会談に加わった渋谷村長はそんな住民の意志を受けて「財政負担をする覚悟で」復旧を求める姿勢を貫いたのです。(ここも重要な部分で、地元の意志とそのリーダーの明確な要求がある以上は、まずそこに気持ちを寄せたいと私は考えます。)


これがもし、JR九州さんが経営破綻寸前のヤバい会社ならば、もしそうならば、さすがに私でも躊躇いますよ。

しかしJR九州さんは儲けてる黒字の企業ですよ。(不動産でどんだけ儲けとるんじゃい?って事の中身の是非はここでは触れないが)日本全国廃線の危機にある路線がある事は存じています。しかし、そこにも人は暮らしているんです。だから、厳しい時には自治体や国による支援をあおぎながら(つまり私たちの税金を活用してもらいながら)支えるという話しも出てくるわけです。

鉄道はその地域の人にとって大切な「生活の足」であり、単なる儲けの為の商品ではありません。

これだけ【企業の社会的責任】というものが厳しく問われる中において、もしJR九州が妥協に妥協に妥協を重ねた(そして完全復旧には程遠い)BTRで結着させるというのならば、JR九州としての社会的信用はがた落ちと言わざるを得ません。鉄道企業の本分とは?という姿勢が今問われていると私は思います。

「社会的インフラ」に関わる企業は利益を得られる部門で厳しいインフラ部門をカバーさせる。場合によっては 私はこういうところにこそ自分が払う税金は使われて欲しい!(と声を大にして言いたい)公的な支援を仰ぐ。又は民間からの支援を(例えば、規模や性格が違うのは重々承知だが、今の首里城への支援金をちょっと検索してみて下さい。又は沖縄のドクターヘリなども民間からの支援金が使われています)求める事も手段としてあり得ます。支える手段も多様化しています。

それから、

未来永劫 100%赤字路線確定なんて 誰が決めた?

しかも、それはJR九州の壊滅が避けられない規模の復旧工事なのですか?(不動産・商業施設・新幹線でめっちゃ景気ええやないですか?一方で「なのに地方路線にはシビアに対処しているJR九州」と言われてる負のイメージを変えるチャンスじゃないですか?それとも大都市以外はシビアに切り捨てですか?)

これから、高齢の方による免許証の返納が増えていく中で、そんな人たちの生活の足として鉄道を利用しやすい存在にしていこうという空気が生まれている今、その大事な社会資本を手放してどうするんですか?

いくら大企業に目くじら立てがちな自分でも?体力のない弱ってる企業にはこんな事言えませんよ??(これが例えばJR北海道だったら、ここまで言って大丈夫だろうか?この会社に復旧させて大丈夫なんだろうか?とか思うかもしれない・・(⌒-⌒; )その意味ではJR九州さんはしっかりしたブランド価値のある会社じゃないのですか?ブランド価値とは「信用の価値」です。)


こんな事がもしまかり通ってしまえば、今後、全国各地の厳しい地域の路線は次々と右に倣えと廃線やBTR化が加速していく事でしょう。


そうなれば、地方に住み不便を被るのは自己責任であると。災害で大変な目に遭われた人にもそんな冷たい対応をとるような社会の姿を想像するとまじで身の毛がよだちますよ。

求めているのは特別な事ではなく、最低限の移動手段、これまでと同じように変わらずに生活していきたいという そんな願いさえも、企業の収益によって「処理」されてしまうような そんな世の中の事を

ディストピアと呼ぶのです。





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Posted by にいさん at 2020年02月17日09:27

実はインフルエンザの方もヤバいんです。でも、冷静に対処してきたよね?というはなし。



https://www.niid.go.jp/niid/ja/basic-science/virology/9369-2020-virology-s1.html

↑新型コロナウイルス:国立感染症研究所が開発した細胞で分離に成功(コロナ対策は着々と・・)


https://haruniy.ti-da.net/e11446196.html

↑前の記事。【まず冷静になって コロナウイルス対策】をの記事。



前回の続きです。

コロナウイルスが空気感染ではなく飛沫感染であり、(顔と顔が密着しそうな状態でない限り)簡単に感染するものではないという事と、又感染したとしても重症化する可能性は2%未満である事。その感染の可能性を限りなくゼロに近付ける対策をとっていきましょうと。あまりパニックになっても良い事はひとつもないですと書きました。(中にはそんな冷静さを欠いた言葉がヘイト行動にエスカレートする事例も見受けられた為、思うところを整理して書かせていただいた次第です。)

それから、自分がこれまで体験した-それも仕事にまで甚大な影響を被った-新型インフルエンザの流行というものが過去にありましたが、はっきり言って、コロナウイルスに、ここまで冷静さを失うくらい敏感になるのなら(どこそこの入国は拒否しろ!とか「○○人入店禁止」なんて貼り紙を貼るとか、絶叫口調の投稿をSNSにあげられてる方々は)それと同等かそれ以上の反応を示さねばならないとしたら?それは、どちらかというとアメリカで今流行中のインフルエンザの方ではないでしょうか?

↓↓↓↓


米でインフルエンザ猛威 死者数1万人超え: 日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55312830W0A200C2000000/


ちなみに、日本でも毎年(今も)インフルエンザ流行しております。

でもだれも「アメリカ人を入国させるな」とか「しめ出せ」なんて言わないですよね。(もちろん言わんでいいよそんな事・・)しかし、こちらも注意は必要。アメリカのインフルも日本のインフルも、というか、数でいえば、こちらの感染リスクの方が今の日本でははるかに高いと言わざるを得ません。コロナウイルス以上に命に関わるリスクも否定出来ない-どころの話しではありません。

日本では、年間200人から多い時で千人以上の人がインフルエンザでお亡くなりになっています。(米国では毎年数万人の人が亡くなられています。米国で死者が多い原因のひとつには日本のような皆保険制度が整っておらず、貧困世帯の人たちが適切な治療が受けられない事が指摘されています。)

私も過去にかかった事があります。

公演の仕事が(学校内などでのインフル流行で休校、休園になり)中止に追い込まれる事も毎年のように経験すること。

めっちゃ身近。で、命を落とされる人も実際に多くいらっしゃる。

コロナウイルスを恐れる以上の警戒感で(現状コロナウイルス以上の感染リスクがあり重症化の恐れもあるそんな)インフルエンザウイルスにも対応していかなければならないと考えます。

だから、報道も、コロナウイルス同様インフルエンザに対する情報ももっともっと扱った方がいいと思います。(メディアの皆様よろしくお願いいたしますm(_ _)m)局所的なセンセーショナルなニュース以上に、全体的に正しい認識を受け取り手が持てるような報道を望みます。


しかしこれまで、多くの場合(あの09年の「新型」の時は『本当に今回はヤバいな』と感じたけれど、それ以外の年は)そして多くの人は、それらに対して冷静に対処しながら流行のピークは過ぎていきますよね。

今はむしろコロナウイルスの影響によって「予防の意識」が格段に上がって、昨年よりも感染が抑えられているとも聞きます。

インフルもコロナも正しい情報を得ながら、対策をとり、栄養をとって、しっかりと休養もとる-という事が大事だと・・

あ、言ってる事 前の記事と同じだね(笑)


とにかく冷静に努めながら過ごしましょうね☆




ちなみに世界中でのインフルエンザによる年間の死者は、毎年25万人〜50万人。だからコロナは軽いと言いたいわけではなく、経験を生かして予防に励みましょうという話し。(同時にインフルも気をつけましょうよという話しです。)






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Posted by にいさん at 2020年02月16日19:10

まず冷静になって コロナウイルス対策。


整理しますね。

コロナウイルスについて。

現在確認した情報では、ウイルスは「空気感染」ではなく「飛沫感染」であるという事。

つまり、人のクシャミによって飛散する飛沫というのは2メートル以上離れた相手には届かないという事。

ちなみにこのウイルスは外側は脆弱で、1メートル飛ばす間に死滅します。(1メートル先くらいに落ちる前に死滅すると。)

しかし人混みや誰かと密着したような距離感で飛沫を浴びると感染のリスクはあるので、出来るだけ人混みのある場所には(必要性がない場合でいいと思いますよ)近づかないようにするというだけでリスクは格段に減ります。

万が一感染した場合は、密閉した空間はかなり危険。風に飛ばした方がよいと。さっき触れたように脆いウイルスなので1メートルも飛ばすと死滅するので窓などは出来るだけ開けて空気を入れ替えること。

ちなみにコロナウイルスに感染した場合の重症化率は2%と発表されていますが、潜在的な(まだ表に出ていない)感染者の方を含めると2%もない-という事になります。SARSの重症化率が9%以上だった事と比べるとかなり低いとは言えますね。

そして重症化しやすい人というのは、高齢者の人、持病をお持ちだったりなんらかの理由で免疫力が低い人。

つまり、健康で体力がある人。きちんと食事をとってきちんと睡眠をとっている人は重症化する可能性は(絶対に有り得ないとまで断言は出来ないにせよ)限りなくゼロに近いという話しです。死の恐れのある重症化についてはね。

新型なので、たしかに特効薬はまだないものの予防方法はハッキリしている。うがい手洗いをこまめに。風邪・インフルと同じ対策をしっかり行うことが大事。

マスクは、感染した人が「飛沫の飛散を抑える効果」はありますが、「予防」の効果は(ゼロとまでは言わないにせよ)かなり薄い。先ほど触れたような至近距離での飛散に対してははっきり言って防ぐ事は出来ないので、個人的には 今マスクを必要とする患者さんや医療従事者の方々がマスク不足に困っていると聞きます。そんな必要とされる人たちにマスクが渡るように 一部に見られる「買い占め」などという行為はしないようにして欲しいと思います。

再度言います。うがい手洗いをこまめにするという風邪やインフルエンザへの予防対策がこの新型ウイルス予防にも有効です。これを徹底してやりましょう。(うがいについても議論があるらしいけれど、少なくとも口の中が色んな菌・汚れにまみれているとウイルスの感染を助けるというのは間違いのない事で、口の中を清潔にする事は間違いなく感染のリスクを減らす効果はあります-又 何事も絶対という事はないので(⌒-⌒; )あくまでも可能性を低くするという事ですね)又、アルコール消毒、高齢者の方は肺炎球菌ワクチンの摂取などなど有効な対策が今あらゆるサイトでも紹介されていますので是非チェックしてみて下さいね。

その上で、人混みをなるべく避ける。至近距離での(クシャミがかかるような「近っ( ゚д゚)!」てな顔の距離で接してくる人が時々いますけど、そんな人はちょっと 距離感を持って接してみては?(=゚ω゚)ノ)


今SNSなど見ていると恐怖心いっぱいの投稿というか、(○人感染したらもうここはアウトとか、○○人お断りとか、酷いのになると完全に冷静さを欠いたヘイトになっちゃってる事例も一部見受けられます・・)パニックになって良くなる事は何もないです。

徹底したウイルス予防を皆でやりながら情報を冷静に受け止めてまいりましょう。







そして・・

現在検証中の説がいくつかありまして、

「このウイルスは暖かくなると生きていけない」

「(ゆえに)3月収束説」

という説がもし正しければ 春にかけてピークは過ぎる可能性も指摘されていたり、長くは持たないという説も専門家の中からは聞こえてもきますが、どこかで局地的にでも感染が一定数以上広がったり、そこでウイルスが(例えば密閉された室内で)培養される可能性も指摘されているので、本来ならば早く収束すべきものが対策を怠ることで長引く可能性も考えられる為、個人的には(そうした情報は気にしてチェックしつつ)楽観もせず悲観もせずに、出来るだけ冷静に向き合っていきたいと思っております☆

皆様どうか引き続き油断せずに予防対策してまいりましょう。



あと、HIVワクチンが効果があったという症例も上がってきていますが、これがもし証明されると大きな進展になるかもしれませんね・・


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Posted by にいさん at 2020年02月16日11:37

被災地の声を『冷酷に切り捨てる』という事態。(日田彦山線の復旧を拒む両知事の姿に唖然)


https://mainichi.jp/

写真は昨日の毎日新聞より。

あの2017年の九州北部豪雨で大変な被害を受けた人たちに更に追い打ちをかける「信じ難い事態」が進行しています。

豪雨災害によりJRの日田彦山線の区間の約4割がいまだ復旧出来ない問題。(大分県日田市から北九州市にかけての路線)

JR九州は民間企業ですが、地域の人たちにとっては「大切な生活の足」であり重要な公共的インフラですよね。

それから福岡と大分の自治体のトップ・県知事はその事をどう理解しているのでしょうか?

沿線の地元の人たちは「早期復旧を」とずっと訴え続けてきました。そんな地元の人たちの声を背に受けた東峰村の渋谷博昭村長は12日の福岡・大分両県知事とJR九州社長が一同に会すトップ会談に「財政負担をしてでも鉄道復旧を求める覚悟で」望んだとの事ですが、

両県知事もJR九州社長もなんとそれを拒否。(!)

代わりに、バスによる専用道を使ったシステム【BRT】の案でここは呑んでくれ-と。

村長は完全に孤立(!)

しかしこのBRTなるシステムでは専用道の区間が全体の27%しかカバー出来ず、「利便性の確保は未知数」(毎日新聞記事より)との話し。

つまり、

確実に 被災前よりも利便性は後退してしまうことは避けられないって話しですよね?

渋谷村長は「このシナリオは(地元に)持って帰れない」と。

そりゃそうでしょう。

そして驚いた事には、そんな村長に対する広瀬大分県知事の言葉

「これだけ議論したのだから、持ち帰って議論してほしい」「BRTしかないんじゃないか」と(!)

ちょっとそれはなくないですか?広瀬知事。(何この淡白な、投げやりな?トーン・・)

知事は昨年の選挙の際には「新幹線を大分に持ってくる」だとか、「四国に橋をかける」などという(とんでもなく莫大な予算が、それも軽く数兆円以上はかかると言われ、なおかつ採算が取れるのかどうかさえ怪しい、そして環境破壊をエスカレートさせ、野生動物の棲み家は益々奪われ、土砂崩れなど災害のリスクもさらに高まり?良い事がどこにあるの?って言う-土建屋さんしか喜ばないような)理解に苦しむバブリーな計画をいまだに取り消してはいないという人ですよね〜。

そんな人が、災害に遭われ「生活の足」を奪われた人たちの貴重な鉄道は『冷酷に切り捨てる』というこの感覚が信じられないのですが・・


私は、自分が支払っている税金は まさにこのようなところにこそ使って欲しいのです!


その為の税金やん?



四国に橋をかけるなんて無茶苦茶な規模の公共事業にかけるお金があるのなら、新幹線用の新たな線路を無理無理 山にまた穴を開けて!?豊かな自然を壊して作るようなお金があるのなら、こうしたところにこそお金を使ってはどうですか?

復旧の為の支援額とはそこまで頑なに渋る程、県の財政が破綻するくらいの?これは予算規模なのでしょうか?(明らかに上の2つの事業の方がはるかにお金がかかる事は間違いない・・)

福岡県の小川知事は、北九州へのIR誘致などには関心が向くようですが、被災地で暮らす人たちの切実な声にはあまり興味が薄い印象。(小川知事のスピーチや政策など、選挙中における報道を読ませてもらった限りでは広瀬知事と比べて良くも悪くも?具体性が見えてこない。演説も綺麗な言葉の中身が すいません ちょっと見えてこないのは私の見方の誤りでしょうか?)

JR九州は、まず住民の人たちが求めている通り「まず被災した路線を復旧する第一の責任がある」と私も思います。自治体とは違う民間企業であることも理解しますが同時に鉄道というのは、その地域になくてはならない社会インフラですよね?

「企業の社会的責任」というものが今まさに問われる場面ではありませんか?

この路線の復旧は、JR九州という会社が壊滅するほどの規模のお金がかかるのですか?(住民からは「黒字で配当も出ている」ではないかとの声も上がっていますが?)自治体からの支援を受けて復旧させるという事がそんなに不可能な事業なのですか?

もし県が支援を渋るのであれば、あなたたちは県のトップではなく、「被災した住民の人たち」その声を代表する「村長」と一緒になって頭を悩ませてせ、一緒に両県知事に対して援助を粘り強く求めるというのならむしろJR九州にも声援を送りたいと思います。しかし実際はどうか?大きな力を持つ県知事とことを構えたくはないですか?県知事に乗っかって、住民の声は平気で切り捨てるのですね。

社会的信用の低下は避けられないように思います。

そしてこのような「災害での切り捨て」がまかり通るのであれば、それは他の地域の路線にも影響を及ぼすことになるでしょう。全国の災害被害に遭われた地域の路線や人口減少の地域の路線は「民間企業の採算の問題」として「処理」されていく事が恐い。(本当に恐ろしい・・)

もう一度言います。

私たちが支払っている税金とは、こういうところにこそ生かされなければならないのではないでしょうか?


都市に暮らす人や富裕層の求める利便性が最優先される世の中ではなく、

「どこに暮らす人も等しく大切にされる世の中」であって欲しいと切に願います。





追記:「地元の人たちは『早期復旧を』」と書きましたが、毎日新聞記事によると昨年10月の住民アンケートでは95%以上の住民が「鉄道復旧」を希望しているとの事です。村長はそんな地元の人たちの声を背負って会談に臨んだという事なのです。

会談が行われたホテル前では住民たちによる【JRは責任を持って鉄道を復旧しろ】と書かれた横断幕が掲げられていたそうです。





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Posted by にいさん at 2020年02月15日09:20

池澤夏樹 著【カデナ】


https://haruniy.ti-da.net/e11441357.html

↑【抵抗の文学】について。

先日の 抵抗の文学 における「沖縄文学」といえば、この作品もあるじゃないか!と思い出した作品がありましたので再び話題にさせていただきたいと思います。

前知識なしでも充分エンタメ小説として純粋に楽しめてかつ「現実の沖縄の歴史」「ベトナム戦争の知られざる一側面」と向き合った優れた小説だと思います。機会あれば是非ご一読ください☆


というわけで、2013年3月に、池澤夏樹さんの小説「カデナ」を読んだ時の感想記事をを大幅に加筆修正して再度あげさせていただきます。

(基本的にネタバレに配慮して書きます。写真は小説にも登場する現在は沖縄市のプラザハウス。)

ベトナム戦争の時代。沖縄の嘉手納基地からベトナムへ飛び、爆弾の雨を降らせ、多くのベトナムの人たちを殺戮したモンスター(超大型爆撃機)

B52。

主人公の一人フリーダは、この爆撃機の事をBUFFと陰で呼んでいました。(バフ=デかい ミっともない デぶの バか という意味。)フリーダは米空軍の女性下士官です。

『カデナで最初に見た時に、あまりの大きさに呆れた。それから、なんだか腹がたった。みんなが自分の大きさに感心してるだろうと得意になっているさまが気にいらなかった。』

巨大な姿と強大な攻撃力で、我が物顔でベトナムの人達の頭上に夥しい爆弾の雨を降らせるB52を、その攻撃を「無力化」させる為に立ち上がった四人の主人公達の姿が描かれます。

あのB52の墜落事故やコザ暴動など実際の出来事を背景として描きながら、四人の「冒険」が語られていくのです。


かつて沖縄に移り住み、長く暮らした著者が、沖縄の基地を巡る現実を 沖縄の人間の心情はもちろん、基地の内側の人達にも心を寄せながら、そして かつて返還前の沖縄から アメリカの脱走兵を逃がす活動を行った本土と沖縄の学生や先生達の姿まで 「あの時代」の沖縄に真正面から向き合った力作です。


前線の兵士の置かれた理不尽な恐怖の現実。平和を願う者達の静かだが悲痛な決意。アメリカ ベトナム ヤマトの狭間で 戦争に抗おうとする「沖縄に生きるごくふつうの人たち」の果敢な闘いに 胸が熱くなってきました。



『手にした玉子を落としてしまう。手から離れた瞬間、もう取り返しがつかないと気づく、それが地面にぶつかって、割れて中身が流れ出す。もう止めようがない。あるいは、勘違いから飛び降り自殺をしたとする。足がビルの屋上を離れたとたんに勘違いと気づく。落ちていく。止めようがない...爆弾を投下した後、同じことを感じるんだ。落とした爆弾は空中では拾えない』



自分自身の手による爆撃への恐怖を、フリーダの恋人パトリックが語る場面 。もしかしたら彼は 多くのアメリカの兵士達の代弁者なのだろうか?(実際の兵士の訓練では、こうした「情け」や相手への「想像力」を感じないようにする訓練が行われていると、元海兵隊員のアレン・ネルソンさんから聞いた事があります。そして、「そうした兵士こそが優秀な兵士とされる世界である」と..)

パトリックは 優しく 兵士としてのある意味での「優秀さ」も欠けていたのでしょう。だから、彼は苦しみ続ける事になります。

しかし軍隊の周辺のアメリカ人たちの多くは、フリーダやパトリックのような感受性を持ち合わせてはいないのか?とあるパーティーのシーンでのふとした軍属の婦人の言葉に身の毛がよだちました。


戦争なんか早くかたをつければよいのに

ニューク(核)を使えばいいのよ


本当にこのような会話が行われたのかどうかは知らない。(作品はフィクションです。)しかし、安全な場所で煌びやかな服装で豪華な料理を食べながら語る会話にフリーダは耐えられなかった。(それは自分も)このような意識、似たような場面に、自分は見覚えがあるような気がしてきて・・

戦争とは人の心までどうにかしてしまう?




こんな戦争の現実に、ささやかな抵抗を試みた人たちが実際にいたそうです。

そして、主人公の四人の「ある闘い」とは?

この四人のチームは一体如何にして 強大な軍隊を(強大な国家を!?)相手に闘うというのか?

決して超人ではない、それはあなたかもしれないし、となりのおじさん、おねえさんかもしれない。そんな『小さなアベンジャーズ』が沖縄の地でアッセンブルした時に起こるドラマとは?闘いとは?

その闘いの果てに勝利は、平和はあるのだろうか?

その顛末は是非 小説を手にとって確かめてください。そして想像してみてください。

彼らの向こうにある沖縄やベトナムの姿。そして金網の向こう側の良心の苦悩を。






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Posted by にいさん at 2020年02月14日09:14

真剣に観てくれた(涙)


https://haruniy.ti-da.net/e9786204.html

↑桜坂劇場でこの映画を観た時の感想記事。


昨年、那覇市の不屈館にて千尋館長から直接購入した【米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー】を何人かの友人たちと一緒に部屋で観ました。(お願いして一緒に観てもらった感じ?^ ^ひとりだけで観るのは本当勿体ない作品-かと言って上映会は諸権利の関係で出来ません。ここについては後述・・)

真剣に観てくれた〜 

嬉しい!

一緒に瀬長亀次郎のエピソードに笑ったり怒ったり 唖然としたり・・

若い人には初めて触れる沖縄の戦後史だったようで。

一番笑いが起きたのがあの刑務所の暴動シーンにおける亀さんの泰然とした「とある行為」について(笑)(その後の見事な「名裁き」といい 人間の大きさが際立つあたりですね。詳しくは映画をご覧になってくださいませヽ(´ー`) )

又、最近よく知る?ある人との関わりのある「許し難いエピソード」には「ああ〜 そうなのか!」という具合に・・

自分が作った映画でもなんでもないのに。

気持ちいい〜(笑)

「いい映画でしょ?」が伝わった時のこの喜び。


そして「悲しさの共有」も。


こうやってひとつひとつ。沖縄の姿を知ってもらうことを「チマチマした私語りに淫」することなく、チマチマだけども周りへの共有の輪を、もっともっと広め続けていけたらいいな。






(ちなみに、DVD購入時に〈瀬長亀次郎さんの次女にしてこの映画の重要な出演者でもある〉内村千尋館長に「上映会」についての詳しい確認を取った上での-ほんと、個人的な鑑賞で、そんな大袈裟な鑑賞会なんかじゃないにせよ、万一誰かに迷惑がかかる事はないよね?という事は確認しておきたかったそんな-「お部屋での鑑賞」でした。(とりあえず-更に迂闊にも妙に上映会っぽい体になっちゃうとまずいよな?との思いもあり、著作権やら諸々確認・・)このDVDはあくまでも個人の鑑賞用の商品ですので、公の形での特に料金などを取った上映会は不可です。『自宅や職場内などで仲間内で一緒に観るのなら大丈夫ですよ〜』との事でした。あくまでも個人の鑑賞の範疇で。出来れば是非DVDを購入してご覧くださいませ(=゚ω゚)ノ♪私からは観る事、買う事は是非お勧め♪仲間内で観せたい時は誰かに相談すると良いかもです。)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

追記。弁護士ドットコムさんより引用。(もし、今回の記事よりも「もっと公な形で」無料であっても人数を集めて上映会をする場合。こちらは「町内会での上映のケース」)

『DVDを上映する権利は、著作権法上保護されていますが、例外的に、上映権が制限される(つまり、上映しても著作権侵害にならない)場合があります。

その例外の1つが、著作権法38条1項(営利を目的としない上演等)に該当する場合です。この規定は、次の事項を全て満たした場合に適用されます。

(1)公表された著作物であること(2)営利を目的としないこと(3)聴衆又は観衆から料金を受けないこと(4)公に上演し、演奏し、上映し、又は口述する方法であること(5)実演家又は口述を行う者に対し報酬が支払われないこと」

では、今回の相談者の場合、(1)から(5)までの要件は満たされるのでしょうか。

「上記(1)、(4)及び(5)は、問題なく認められるでしょう」

(2)と(3)についてはどうでしょうか。

「(2)(営利目的でないこと)についてですが、直接鑑賞料金を取る目的でなくとも、営利目的とされることがあるものの、本件では、町内会の活動として無償で町民に楽しい時間を過ごしてほしい、という公益目的であるといえるため、(2)は満たしていると考えます。

次に、(3)(料金を受領しないこと)についてですが、この『料金』は、例えば、事前に会費として徴収しておき、会員限りで鑑賞料を無料とする場合も含むとされます。しかし、町内会費は、鑑賞会のためだけに徴収されるものではありませんし、町内会の活動に必要不可欠とまではいえないことから、今回は、(3)も満たしていると考えられます。

ですから、本件鑑賞会は、著作権法38条1項により、著作権(上映権)を侵害しないといえます」』





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Posted by にいさん at 2020年02月13日09:24

【抵抗する文学】とは?


https://haruniy.ti-da.net/e11439035.html

↑「抵抗・カウンターとしての物語」という捉え方について。(映画【ニッポニア・ニッポン】上映会にて。)


雑誌『世界』2月号より斎藤美奈子さんの記事【抵抗するフィクションを探して】を読みました。

かつて『日本文学は「社会問題」をちゃんと描いてこなかったじゃないか!』との批判が語られた時期があったそうです。特に純文学と呼ばれる分野には『チマチマした私語りに淫している間に』(凄い言われ様だな(笑))松本清張ら社会派推理小説の優れたものが台頭し、それらはプロレタリア文学の限界すら乗り越えて社会の暗部を描く事に成功しているではないか?と。

しかし最近では(そうしたエンタメ小説の粗削りな力強さの系譜を受け継ぐように?)文学界においては『政治に対抗しうるフィクション』が次々と注目を集めているようです。特に日本本土を挟みこむ立地ともいえるふたつの場所から。

それは「沖縄文学」と「アイヌ文学」とここでは呼ばれています。

この記事を取り上げさせてもらったのには、その中に自分が読んだ(そして大好きな!)小説がいくつも紹介されていたから。

真藤順丈【宝島】(↓感想)

https://haruniy.ti-da.net/e11108813.html

上原正三【キジムナーkids】(↓感想)

https://haruniy.ti-da.net/e10590193.html

原田マハ【太陽の棘】(↓感想)

https://haruniy.ti-da.net/e9905843.html

大城立裕【琉球処分】(blog出来る前に読んだからか?記事に残してなかった・・(汗)かわりに大城さんが現代の沖縄を舞台に描いた小説【普天間よ】の感想です↓)

https://haruniy.ti-da.net/e3158382.html




斎藤さんが書いている通り『どれほど悲惨な現実を描いていても、沖縄エンタメ小説はどこか明るい』のです。(他にも【テンペスト】など最近の代表的な沖縄文学をいくつも紹介してあります。詳しくは『世界』2月号をご一読くださいねm(_ _)m)

そして、とにかく力強い。

琉球処分、沖縄戦、米軍統治時代、本土復帰(というアメリカ〜からヤマトへの施政権の移譲)後の米軍基地。そうした現実と常に向き合い続け、尚且つそれを沖縄の精神的風土やウチナーグチを多用することによって成り立ってきた沖縄文学。

嬉しいのは更に『辺野古の新基地建設反対運動がなぜあれほど粘り強く続くのか。その秘密が垣間見える気さえする』とも斎藤さんは言及してくれています。(!)

これから沖縄という地域の事を知りたい。歴史について知りたいという人たちには、どんなガイドブックよりも、上にあげた小説から読んでみることをお勧めしたいです。そこには、綺麗な外側のイメージや極端な悪意や偏見に満ちたオキナワではない-血の通った生身の沖縄の姿の一端に触れることが出来ることでしょう。(今すぐ沖縄に旅行出来ないけど沖縄気になる(≧∀≦)というあなたにも是非!)


そしてもうひとつが「アイヌ文学」。

先日の直木賞を受賞した川越宗一さんの小説【熱源】もアイヌ民族の主人公が登場するストーリー。こちらはまだ勉強が足りず申し訳ありません(汗)が、【熱源】は近々必ず読みたいと思います!

こちらも沖縄同様、「本土」とは異なる固有の歴史を歩んできた北海道を舞台に、(これまた沖縄同様・・)日本本土への「同化政策」に強く影響を受けたアイヌの人たちの歴史。以前、北海道で(アイヌ民族としては初の国会議員としても知られる)萱野茂さんの記念館を訪れた際に初めて目にしたアイヌの人たちの芸術と歴史に心を打たれた事がありましたが・・こうした先輩たちの努力も届いていないのがこの国の現状か?ついこの間も、麻生さんによる『2000年にわたり、一つの国で、一つの民族、一つの王朝が続く国は日本だけ』などという信じ難い発言が行われたばかり。

アイヌも琉球(沖縄)も、「2000年にわたりヤマトと一緒の民族だった」なんて事実はない!

もっと深く掘れば、東北の蝦夷の人たちだって中央の大和朝廷とは闘い続け、恐れられ差別され続けた歴史があったり(このあたりの話しは高橋 克彦さんの小説【火怨 北の耀星アテルイ】をご参照あれ(=゚ω゚)ノ)
更に遡れば今日本列島にいる大部分のご先祖は大陸から渡ってきた人たちだったりするわけで。厳密にはかなり多様な人たちが集まってきて(もしくは強制的に引き込まれて)今の日本という国を形作ってきているのだから。むしろ、そんな「多様さ」を認め合える社会にもっとこの国はなっていった方が良いと強く感じています。(あ、この辺は『』以外のところは全て私自身の見解でございますm(_ _)m)

だいたい2000年前って弥生時代じゃねぇかよ((((;゚Д゚)))))))(笑)その時代に今のような日本という国家が出来上がっていたのですか??

そもそも神話を元にした「国の始まり」なんて、なんて非科学的な歴史観なのでしょうか。

この列島に大和政権というものが統一されていったのは5世紀くらいにかけてと言われていますが、アイヌも琉球もそこに入ってたって?はぁ??ですよね・・(にしても2000年よりもかなり手前だけどね(⌒-⌒; )ちなみに薩摩による琉球侵攻(侵略)が1609年。琉球処分は1879年ですよ麻生さん。そんくらい覚えといて下さいよ。(以上麻生さんに対する見解も全て私の個人的な見解でございますm(_ _)m)




斎藤さんによると、日本の最近のフィクションは『単純な勧善懲悪を忌避する傾向が強い。抵抗する文学はだから少ない』と言われます。しかし歴史的に国家権力に蹂躙された記憶が染み込んでいる北海道と沖縄を舞台にした小説には、そうした【抵抗する文学】としての姿が残っており、それは時には現代の読者を勇気づけると、『ときにふて寝する読者を叱咤する』と。(ただし#WithYou文学には危険も伴う可能性もないわけではないと。又、歴史修正主義とフィクションの衰退との因果関係への可能性についても・・この辺は興味深いね( ゚д゚)そこテーマに今度掘り下げた記事も読んでみたいです。)

記事の後半では更に「在日文学」にも光を当て、まさに今のこの国に生きるマイノリティーの声・声なき声を物語として立ち上げる作家たちの姿が浮かび上がってくる内容でした。


こんな私もまた【抵抗する文学】に力をもらったひとりです。




それから、私はこの人の小説もまた堂々たる【抵抗する文学】だと思います。

↓ 太田愛【天上の葦】↓

https://haruniy.ti-da.net/e11380685.html






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Posted by にいさん at 2020年02月12日09:35