にいさんの しらしんけん☆

島ないちゃーの劇団員。上村洋さん 通称にいさんのブログ。
てぃーだブログ › にいさんの しらしんけん☆ › 2012年04月

伊江島ユリ祭りツアー(ROK公開放送☆)



伊江島ユリ祭り&ラジオ沖縄公開放送に参加された皆さん☆お疲れ様でしたo(^-^)oとっても楽しかったですね〜♪

我らがラジオ沖縄の人気番組「ティーサージパラダイス」「チャットステーションL」の公開放送が、ユリ祭り開催中の伊江島で行われたのですが、リスナー仲間さんが みんなで楽しめるようにとバスツアーを企画して下さったのです☆

ラジオ沖縄はリスナーさんの絆がとにかく強い(笑)ラジオに人生賭けてるば?と言いたい人達がわんさかいらして頭が下がります(^_^;)

今回ツアーの企画をたてて下さったラッシュのマーマーさん本当にありがとうございましたo(^-^)o



お天気には恵まれませんでしたが(みんなで仲良くびしょ濡れになりましたが(苦笑))本当に本当に楽しい時間でしたね〜♪




写真はゆりの花と、公開放送ゲストのきいやま商店♪(げんちゃんさんも出ましたよ(^-^))

公開放送も、で〜じ盛り上がりました☆


また、生きる力をもらった一日でした!


Posted by にいさん at 2012年04月29日19:06

追いかける日々



今日はヤンバルまである教頭先生に会いに行って来ました。

これまで公演でお世話になった(風の子を応援してくれる)先生や教育委員さんが、別の学校.地域に移動された時には必ず赴任先をチェックしているのですが、今年は担当の先生の移動ラッシュ(?)の年らしく(^_^;)

今日は、以前から親しくさせてもらっていたある地域の教育委員さんが、なんとある中学校の教頭として赴任されたと聞いて早速お会いして来たのです。


招かれた校長室にはアコースティックギターが(!)

この教頭先生は仕事の合間を縫って歌手活動も行っているという面白い先生なのですが、なんと校長先生も揃ってフォークソングが大好きだとの事。

この学校は 楽しい学校なんだろうな〜 (笑)

仕事の方も良い話しをさせていただきました♪(^-^)


これからも、こういう先生の元には通い続けていきたいと思います(^_^)どこまでも追いかけて行きますよ〜♪






あんまり 遠くない程度でね..(汗)


Posted by にいさん at 2012年04月26日23:36

相手の望む事を、僕が念力で当ててみようね〜。



昨日は沖縄市でインプロオキナワのワークショップに参加して来ました。

インプロとは即興演劇の事。

互いの表現を感じ合いながら、その場で演技空間を作っていくのです。


カードゲーム仕立てのものからクイズ形式のもの。それなりの演劇仕立てのものまで..(普段使わない筋肉.普段使わない脳ミソをフル回転しなければなりません(汗))


昨日、最後の方で行ったのが「逆ジェスチャーゲーム」というもの。

相手がイメージした動作(泳ぐとか火を着けるとか..)を、演じ手が相手の顔の表情を観察しながら演じ当てるというものでした。


これがまた難しくて難しくてしかし面白かったのです!

アンサーを出す人が正面に座って、もう一人の演じ手さんと自分とで、ほぼ交互にいろんなジェスチャーで答えを問うていくのですが、これがまた海の中から特定の魚を一匹捕まえるような作業(汗)


とにかく答えを持つ相手の顔の表情だけが頼り。

観察しながらパズルのピースを集めていく作業。


もう一人が蛇口をひねる動作をすると、アンサーの顔が変わる。直後に否定。

手を使って行う動作だ。


答えはロウソクに火を着ける動作。



惜しい.. 僕が最後に出した答えは、線香に火を着ける動作でした。(火を着ける動作だからいいか(笑)って正解にしてくれたけど(^_^;))


Posted by にいさん at 2012年04月24日21:56

白バラの祈り



先日、劇団の先輩に薦められた映画のDVD二本を見ました。

「白バラの祈り‐ゾフィー・ショル最期の日々」

「ヒトラー‐最後の12日間‐」


ナチスドイツが支配する第二次世界大戦下のドイツが舞台になった二作品なのですが、二十歳になる同世代の聡明な女性二人がそれぞれの作品の主人公になっています。

一人はヒトラーの政策に疑問を持ち、遂にはナチスドイツと戦い処刑されてしまうヒロイン。

もう一人はヒトラーの秘書として、最後まで彼を慕い支え続けたヒロイン。

まったく鮮やかなまでに対照的な同時代を駆け抜けた二人のストーリー。

二作続けて見て!と言っていた先輩の言葉の意味がわかったような気がしました。


最後に二人のドラマが思いもかけずリンクしてくるのですが、それは是非ご覧になってみて下さい(^-^)


ヒトラーの秘書の(本人の!)ヒロインの告白のシーンがあるのですが、これはもし、その立場に自分がもしいたら、彼女の事を「馬鹿な事を!」と 批判出来ただろうか?自分もあの周囲の空気に圧倒されて同じ色に染まっていなかったと言い切れるだろうか?(まぁ、表立って言えば即処刑なんだけど..)

いろんな想像が頭を過っていきました。(そして、どちらの生涯が幸せといえるのだろうか..)


ゾフィーという人は、どこにでもいそうな女の子でした。しかし物事を冷静に観察し、正しいと思った事を行動する力を持っていました。



今彼女は、ドイツ国内で歴史上最も偉大な女性の一人として記憶されているそうです。(白バラとは..彼女が在籍した反ナチス運動を行う青年組織です。)



僕の大好きな作品「善き人の為のソナタ」といい、最近、ドイツが きてますね〜♪きてますよドイツ映画(^_^)(どこに?(・_・ ))





横道にそれます:ウルトラマンゾフィーってさ..

このゾフィー・ショルから来てると思ってたんだけど、ネットで調べてみたら、名前の由来については不明ってなってるわけさ。

いくつかの説がない事はないのだけれど、どれもいまいち決め手に欠けるんすよね..。


あの当時のウルトラマンの脚本家陣のセンスからして、たぶんこのゾフィー・ショルなんじゃないかな〜って説を今も捨てきれないんだけど..誰か ゾフィーにいさんの名前の由来を知ってる人がいたら教えて下さいませんか?(*^_^*)

こちらも真相が(もしくは有力な説が)わかりましたら報告致しますね〜。



え?マニアック?(^_^;)


Posted by にいさん at 2012年04月23日23:58

Facebook始めました☆



遅ればせながらFacebookを始めました☆

これまでもこのblogの他に、mixi.ツイッター.club864と利用して来ました。

一つ一つの違った繋がりを大事にしていきたかった事もあり、これ以上SNSを増やすのもどうかと思っていたのですが(一つ一つにガッツリかかれなくなるのも嫌でしたからね..)ある地元の友人からの薦めもあり、情報発信に俄然威力を発揮するのはFBだろうと 始めてみる事にしました(^-^)

日々の(ほぼ.日々の..)日記はこちらを引き続き更新していきたいと思っています。そして、劇団の公演やオフ会等イベントの呼び掛けについては大いにFBを活用していこうと思っています!


まだまだうまく馴れず、右も左もわからない状態ですが、よんな〜馴染んでいきたいと思っていますので、どうかよろしくお願いしますね(*^_^*)

それから、FBをやってらっしゃる皆さん(^o^)良かったら友達登録よろしくお願いいたします♪


Posted by にいさん at 2012年04月22日20:52

「犠牲のシステム 福島・沖縄」



「福島」とは、東京電力福島第一原子力発電所で起きた過酷事故とその影響にかかわる諸問題の名称である。

「沖縄」とは、国土のわずか0.6%の土地に在日米軍専用施設面積の約74%が集中して基地負担の重圧にあえぐ島の名称である。



高橋哲哉著「犠牲のシステム 福島・沖縄」を読みました。


こうした視点に立った本を探してはいましたが、実際にはかなり難しく かつデリケートなテーマだと思います。実際に、この2つの地域の関連性を口にする人はいたとしても、ここまで深く(日本人の精神性や犠牲の構造のあり方にまで緻密に)考察し、一冊の本として問題提起をされたのはこの人が初めてではないでしょうか?(もし、他にもいらしたら教えて下さいね(^_^;))


作者も前置きとして認めているように、両者の「違い」もまた軽視する事は出来ません。(この2つの問題を乱暴に同一視するなという声も聞いた事があります)

軍隊による「銃剣とブルドーザー」によってつまり暴力で土地を奪われそのまま居座り続ける米軍基地と、立地自治体からの誘致を前提とする原発とは同じではありません。

しかし、その他諸々の違いを踏まえた上で、両者の類似点を考えていくと、そこにはある一種の植民地主義が浮き上がってくると作者は言います。

一つは米軍基地の沖縄への押し付けという形で、もう一つには原発の地方への集中立地という形で、中心と周縁との間に植民地主義的支配・被支配の関係を構築してきたのではないかというのです。



ここでいう「植民地主義」とは、もちろん法律的・政治的な意味合いではなく、集団がその問題への無理解や無関心が結果としてあたかも宗主国と植民地の関係のような構造を出現させてしまっている(と思わずにはおれない)現状認識に立った表現として使われています。


以前、小出裕章さんの講演についてここに書いた際にも触れたかもしれませんが、国が定めた原発立地の為のガイドラインがあります。


大都市とその大都市の周辺の地域には立地してはならない‐という つまりは 大都市から離れた人口の少ない地域なら立地してよいという(「原子炉立地審査指針及びその適用に関する判断のめやすについて」)文章が存在します。


この文章の存在からも明らかなように原発政策を推進していった人達は、原子力の危険性を最初から知っていました。

トラブル隠しなどで危険性を見せないようにしたり、安全神話を振り撒いてきた罪については今更ここでまたどうこう言うつもりはありませんが、しかし忘れてはならない重要な点にもここでは触れられています。

いくら安全神話の刷り込みがあったにしても、我々(国民)は、チェルノブイリの事故を知っていた。アメリカスリーマイル島の事故を知っていた。そして国内でも東海村JCO臨界事故が起こり、それをあれだけマスメディアが大きく取り上げたにも関わらず、そこで反対運動も行われたのにも関わらず..それはいつの間にか記憶の隅に追いやられ、忘れられていったのではなかったか?そして、福島の事故を防ぐ事が出来なかったのではなかったのか?



沖縄の問題でも然り。95年に少女暴行事件が起こり、県民の怒りが全国的に取り上げられ、さらに2009年には政権交代によって鳩山さんが「最低でも県外」というあの発言が連日メディアを賑わせたのにも関わらず、多くのナイチャー(沖縄県民ではないヤマト=日本の人達)は 無意識的にこの問題を「我が事」から遠ざけてしまっていたと言えないだろうか?


(ただし、作者は、その責任のあり方、その責任の質の違いについても丁寧に考察して示しています。決してこれらの責任への問いを乱暴に展開しているわけではありません。)



あたかも、これら忘れられていったのではないか?という有り様から「犠牲のシステム」という考察へと進んでいくのですが(ここではあえて、なるべくざっくりと進みますが..)この点は、まさに我が事として考えないわけにはいかない。そう思うしかない展開にショックを受けました。


「犠牲のシステムでは、或る者(たち)の利益が、他のもの(たち)の生活(生命、健康、日常、財産、尊厳、希望等々)を犠牲にして生み出され、維持される。犠牲にする者の利益は、犠牲にされるものの犠牲なしには生み出されないし、維持されない。この犠牲は、通常、隠されているか、共同体(国家、国民、社会、企業等々)にとっての『尊い犠牲』として美化され、正当化されている」(原文そのまま)


これを作者は戦後日本の社会に組み込まれた犠牲のシステムではなかったかと問いかけています。



で、あるならば、僕はおそらく(いや間違いなく)この犠牲を生む方の側に属してきたように思えてならないのです。

口では原発にも米軍基地にも反対してきたと言いながら、(今は沖縄にいるとはいえ)長らく原発からも基地からも離れた場所に暮らして来て、何か事件が起きた時以外では チェルノブイリの事故も沖縄での米兵の度重なる凶悪事件も、はたして我が事として怒り震えた事があっただろうか?自ら行動を起こしたり行動を共にした事があっただろうか?


現在は細々と 福岡の先生達に沖縄の実状を伝えたり、劇団内で沖縄での出来事を語ったり..又は沖縄での抗議行動に参加したり、こんな事は沖縄に来るまでは ろくに意識すら出来なかった事です。(まだまだ、力強い行動を起こされている人達には遠く及びません..意識の外側にまた持っていってはいないだろうか..とすら思います)


作者はそしてこう呼び掛けるのです。


誰もこれらの犠牲を引き受ける覚悟がなく、誰かに押しつける権利もないとしたら、在日米軍についても原発についても、それを受け入れ、推進してきた国策そのものを見直すしかないのではないか。



この点、深く同意しました。





一人でも多くの人達に読んで欲しい一冊。


集英社新書で全国の書店で発売中です。


Posted by にいさん at 2012年04月21日00:23

これから日帰りで..



只今那覇空港。これから宮古島に行ってきま〜す。

日帰りです(汗)(そしてもちろんお仕事です(笑))


自分の仕事は年がら年中旅ばかりでいいですね〜♪って言われる事がよくありますが..仕事以外の旅というものにとんと縁がありません..


プライベートな旅もたまにはしてみたいものですね(^_^;)


しかしまた宮古島の先生と再会できる事はとても楽しみですね〜o(^-^)o(島に渡っていつもお世話になってる先生に会うとホッとします(*^_^*))


ではでは、皆さん今日も良い一日を〜♪


Posted by にいさん at 2012年04月19日07:08

衣替え・新年度の学校回り

沖縄に帰って来てすぐ翌日から衣替え。

かりゆしを着ても暑く感じる沖縄です。

じっくりと新年度の仕事に臨むこの感じが結構好きですね。

早くも決めてくれた学校。こつこつと積み立てをして予算を作って下さった初めての幼稚園。仕事の現場に喜びがあるというのは、とても幸せな事だと思います。



子どもの頃に思い描いた40歳とはとても似ても似つかぬ姿なれど、今の自分の姿なりに、やれる事を精一杯やれる大人でいたいですね〜。



明日も先生に会いに行ってきます!


Posted by にいさん at 2012年04月17日23:01

福岡は晴天。沖縄は雨。そして..

只今福岡空港。

今日の福岡はまずまずの晴天。

沖縄は天気予報では雨70%。

僕の頭の中は、雨時々曇り。

仕事の天気は嵐時々晴れ。

世の中的には、大雨注意報が出ているものの、今日の晴れ間に注意力を削がれている模様。



あともう少しで飛行機に乗り込みます。

雨の沖縄へ。昨日傘買っといて良かったです。


Posted by にいさん at 2012年04月15日12:36

福岡も暖かいですよ〜。

今日まで福岡に滞在しております〜。

たびたび 「にいさんはどこの人ですか〜?」と言われるのですが、自分でも時々わからなくなってきます(^_^;)



自分は何者であるか..



明日からはまた沖縄の人になりますので癒汰志駆ございますm(_ _)m



先日の「なんでマン」公演の時はまだ寒く感じましたが、福岡も すっかり春になっていますよ。


沖縄はたぶん夏に感じる事でしょう。

そして 石垣島は常夏になっている事でしょう 。(そして、台風シーズンに突入するのか..)



これからの季節に戦々恐々の にいさんやぃび〜たんm(_ _)m


Posted by にいさん at 2012年04月14日20:03

「プロメテウスの罠」

朝日新聞で大きな反響を呼んでいる連載記事「プロメテウスの罠」が単行本化しました。(連載は現在も続いているので、また第二弾.第三弾と続いていきそうです)


史上最悪の放射能汚染はなぜ起こったのか?


報道チームの丹念な取材によって、恐ろしい現実の姿が次々に明らかにされていきます。


朝日新聞には色々思うところはあるけれど、これはとても価値のある優れた取材だと思いました。


今回明らかになった機能不全な国家中枢。無責任極まりない官僚機構や東電上層部の姿には心底寒気を覚えましたが、しかしこのみんながパニックになり(責任の擦り合いをしていたりし)ながらも、そんな中でも懸命に自分の使命を全うしようと、時には自分の職を辞してまでも放射能汚染の真実を探ろうとした研究者の姿など、たくさんの人達の闘いの記録も記されていました。



当時色々と批判の的になっていたけれど、あのイラ菅と言われた首相が、本気で撤退しようとする東電本店に乗り込んで撤退を思いとどまらせた経緯。
重要な情報をあげない官僚や原子力安全委員長に見切りをつけて独自に専門家を呼び寄せ適切な助言を引き出した経緯についても、当時の報道ではわからなかった事ですね。


改めて、単純化された図式やイメージで捉える事の危険を思いました。



そしてもし、自分が同じような立場で緊急時に直面した時に、同じようにならないと言えるだろうか?

第三章の「観測中止令」にこんなくだりがあります。


ある研究者が、何十年も続き国際的にも高く評価されていた放射能観測を予算を他に回したいからという理由で中止させられる事になりました。

そしてその「歴史的」にも貴重な観測を中止させる事にはさして関心をはらわなかったある官僚が、(その中止に抗議して)自腹で苦心して研究を途切れさせまいとする研究者を助けようと、いろんな部署の心ある官僚達が余った備品を分けてあげたというその備品の扱いについては過剰に反応し、研究に激しいクレームをつけたのだそうです。(しかも緊急時。最も途切れさせてはいけまいと主張する研究者に対してです)


反応するところが明らかに違うやろ?

財務省の意向だから..って 当の財務省の官僚自身が そんな細かい備品の事でクレームつけるかよ(苦笑)って言ってるのに..


目の前の通りいっぺんの事務的作業に没頭するあまり、俯瞰して冷静に物事を判断する事が出来ない。


こういう事って、これに似た事って、

自分の日常でもないだろうか 自分はあの官僚達を笑えるのだろうか?(日常ではないつもりでも、非常時に、同じような過ちを犯したりしないだろうか..)



あの事故の周辺で起きた出来事を追っていくうちに、我が身に置き換えずにはいられない、考えさせられずにはいられないエピソードが次々と迫って来ました。


この官僚の姿が、この東電社員の姿が、明日の自分でないと言えるだろうか 。


そんな言葉が フッと頭をよぎりました。


Posted by にいさん at 2012年04月11日01:20

「誰も知らない基地のこと」‐STANDING ARMY‐



沖縄国際大学で、映画「誰も知らない基地のこと」上映会とシンポジウムが開かれました。

イタリアの若手監督の二人が、2007年にイタリアで起こった基地拡大への反対運動をきっかけにして「アメリカ軍基地拡大への疑問と謎」を探って世界の米軍基地問題を抱える地域を旅していくドキュメンタリーです。


イタリアのビチェンツァで進む基地問題に対して、そしてその反対運動を繰り広げる市民に対して 「いかれた共産者義者ども」とのたまう米政府関係者の言葉に会場からは失笑が..。



美しい珊瑚の島ディエゴガルシアの住民達は、島丸ごと立ち退かされて(島を消毒するからと言って!)帰島を要求する島民の人達の要求を拒否するばかりか 島を丸ごと米軍基地と施設に変貌されて島のPR映像までが..



ビチェンツァでの金網を前にした住民達と機動隊の激しいやり取りが、そのまま高江で闘う住民達の姿へと一瞬で変わっていくのですが、まるで同じ映像を映しているかのよう。(この闘いはつながっている!)


以前このblogでも紹介した東村高江。ヘリパッド工事を強行しようという業者が高圧的な態度で(恫喝しながら)住民を立ち退かせようとしますが住民達は屈しません。



あんた達は義務でやっているかもしれない。しかし、戦争が終わっていままで60年以上、我々がアメリカ人を殺した事があるか?アメリカ人に婦女暴行を働いた事があるか?我々には沖縄のこれまでの歴史を背負って訴える義務があるんだ!


さっきまで住民を恫喝していた工事の責任者らしき男性は、今度は何も言えません。この人の立場もきっと辛い所なのだろうと想像はします。国に動かされ、住民達とは対立を余儀なくされ..。この心の底からの叫びが彼にどう響いたのだろうか 。



この会場にパネリストとしても駆け付けて来られたエンリコ・バレンティ監督は、当初はこの作品で日本を訪れる事は考えていなかったそうです。それが作品が出来上がってみると沖縄の撮影部分が大部分を占める事になったとの事。(事実、かなり長い時間を沖縄の米軍基地のリポートが占めていました。)沖縄で目にしたことがあまりにも衝撃的だったのだそうです。そして、沖縄で出会った人達に強い刺激を受けたとおっしゃっていました。




冷戦が終わった後も ころころと敵を作り出しながら 「存在し拡大させ続ける」事が目的化していく基地の実態。「軍産複合体」の恐ろしさが迫って来ました。(最近では、軍産官学民複合体ではないか との指摘も..)




これから、この映画は全国の映画館で上映されていきます。

どうか一人でも多くの人達に(特に本土の人達に)観て欲しい作品だと思いました。





とてもここでは書き切れない(笑)是非映画をご覧になって下さいませ!


Posted by にいさん at 2012年04月08日22:05

6年目の沖縄。

沖縄での生活も、とうとう6年目に突入しました。

2007年の1月31日くらいに始まった僕の沖縄での仕事。最初は東京から通いながら、ホテルに滞在しながら(!)という感じで始まりました(・_・;)そやったそやった..

劇団内の所属が変わって東京の風の子全国から福岡の風の子九州へ移籍してからは、実家のある大分県と福岡と沖縄を行き来するようになって..しかしメインの担当地域である沖縄へ来るたびに滞在が長くなり、ウィークリーマンションに泊まるようになり(この時はまだ経費で泊まってましたね(^_^;))気付くと、一年の大半を沖縄で過ごしておりました。


気付くと、沖縄の何もかもにどっぷりと魅了され..


マンションも自分で借りて(家賃も自分で払って住むようになり)そして住民票もこちらへ移し 現在に至ります。


今年度は、自分にしては、色々と攻める年になりそうです。

沖縄が もっともっと児童演劇が花開く地域になるといいなと心から思っています。

微力ながら、やれる事は全力でやっていきたいと思っています(^-^)(世の中的には かなりヤバい時代になって来てるんじゃないか?という匂いがします。だから余計に頑張らないかん..)



新しい年度になって、新しく学校にやってきた先生方、新しく生まれた新設校、今までは存在しなかった形態の幼稚園等、日々新しい景色に接しています(^-^)


新年度 っぽい気分になってきました(^_^)


わくわくしますね〜。


という感じで、新年度も癒汰志駆ございま〜す♪(よろしくお願いいたしますm(_ _)m)


Posted by にいさん at 2012年04月06日23:27

おとといの福岡公演。(「なんなんなんでマン」フォーエバー)



劇団風の子九州の看板作品の一つ。「なんなんなんでマン」が、おとといの福岡公演をもって千秋楽を迎えました。

9年間に渡り全国で689日810ステージ。約16万人のお客様が観て下さいました。


15時30分の公演は早い時期に完売。急遽1ステージ増やし、2ステージで実施する事となりました。


見たところ、観に来て下さったお客さんのほとんどが、初めてでないお客さん。過去に何回もこの作品をご覧になった人が、「なんでマン」の最後を見届けようとわざわざ遠くは鹿児島や本州からも(!)足を運んで下さったのです。


こんなに愛され見送られる作品というのは本当に幸せな作品だと思います。


たくさんの人達から「なんで?」「なんで?」と言われながらの千秋楽。


なんでマンがバクーに最後の必殺技を炸裂させてなんでマンポーズ!(決まった!)客席からは割れんばかりの拍手☆よくやったなんでマン☆

西南大学コミュニティセンターホールの帰りのロビーはいつまでも熱気に包まれていました。決して去ろうとしないたくさんのお客さんに囲まれた出演者の姿を見ながら、いかにこの作品が多くの人達から愛されてきたかを今更ながらに思い知らされました。




風の子九州は、これからもまた新しい作品で子どものいるところどこまでも飛んで行きますよ(^-^)


これまで9年間「なんなんなんでマン」を応援して下さった皆さん本当にありがとうございました!



では、最後に皆さんご一緒に..


なんなんなんでマン!

ぷし〜〜〜っ!o(>_<)o




Posted by にいさん at 2012年04月03日22:18