› にいさんの しらしんけん☆ › オスプレイの災害支援はやめてください
オスプレイの災害支援はやめてください
米軍のやる事だからと頭から反対するつもりはない。
米軍の災害支援というものも頭から否定するつもりもない。
ただ、今回の 熊本大分地震への オスプレイによる災害支援活動に対して 反対なのです。
なぜオスプレイが今回の震災に使われなければならないのか?
その必然性はなんですか?
自衛隊には約60人が乗れる大型の輸送ヘリCH47が約70機あるそうです。しかしオスプレイは30人乗り。しかも墜落の危険のみならず、あの低周波(これは僕も身に染みて知っている)の問題。強烈な排気熱による火災事故の危険性。凄まじいプロペラの気流によって地面に土煙が巻き上がる危険など実際に危険極まりない輸送機です。墜落の恐れ以外にもたくさんの離発着の危険がいっぱいの輸送機なのです。
はっきり言って
政治的な立ち位置とか立場とかそんな事抜きなはなしで
実際問題 まじで待ってくださいよ。
これだけは、今あなたがたにいちいち突っ掛かりたくもないのだけれど、
これだけは 安倍さん、防衛省の皆さん、米軍の皆さん、
まじで今はこれについては、考え直してもらいたいです。
という気持ちで言っているよ。
事実、今回の白水運動公園にオスプレイが着陸する際には(毎日新聞の報道によると)着陸する前に砂が巻き上がるのを防ぐ為に自衛隊車両がなんと大量の水を着陸地点に散水したというのです。
「今一番必要な物資である水を含む支援物資を積んだ輸送機の着陸の為に多量の水を散水しなければならない」
なんて・・なんて馬鹿馬鹿しい事をやっているのですか??何をやってくれているのですか??
これがもし芝生であったなら、それは消防車が必要であったかもしれません。昨年の和歌山での防災訓練の際には、訓練に参加したオスプレイが離陸する際にオスプレイの排気熱によって 有名な「望楼の芝」が焼けてしまったのです。
焼けて しまったのです。
(アメリカのアラバマでも草地を燃やしてしまった「前科」があります。)
そして今回オスプレイが空輸した距離は熊本県益城の陸自駐屯地から南阿蘇村までのわずか20キロの距離でした。
オスプレイの自慢とされるのは長い航続距離ではなかったのではありませんか!?
この20キロの輸送の為に わざわざフィリピンから米軍のオスプレイを戻して支援にあてた事になりますが、陸自のヘリを使っていれば前日のうちには輸送は完了していたと言われています。だってすぐ近くにオスプレイよりもたくさんの容量を持った自衛隊ヘリが約70機あるのですよ?
ネパールの震災の時のようにオスプレイが民家の屋根を破壊してしまうなどの可能性だって否定は出来ません。そんな危険なものを故郷の震災に投入しないで下さい!と思うのは無理からぬ事ではないですか?(故郷であろうとなかろうと 災害支援には不向きであると僕は思うのです。やめてほしいと思うのです。)
軍事ジャーナリストの前田哲男さんによると、今回のオスプレイの活用については「スピードが速く航続距離が長いという特長を生かす場面はなく必要性に疑問」であるとの事。(はい。よく理解できます・・)そして「物資が途切れているのも、仕分けや荷下ろしの問題で、オスプレイを投入したから末端の避難民が潤うということにはならない」との事でした(19日の琉球新報紙面より)。
今回のオスプレイの災害支援活用には、まったく合理性が見出せません。
共同通信の取材に答えたある防衛省幹部によると「日米同盟のアピールにちょうど良いと思ったのでは」とのコメントの後「だが、あまりにも露骨すぎる」との正直な言葉が 。
これでは、政治的なパフォーマンスととられても仕方がないではありませんか。
災害に乗じてこんな事!
もし仮に、
災害を政治的なパフォーマンスに利用しているのだとしたら、
こんな許せない事はありません 。
(写真は、那覇市西町上空を-僕の頭の上を-飛んでいくオスプレイ。)
この記事の後で・・
http://haruniy.ti-da.net/e8599670.html
iPhoneから送信
Posted by
にいさん
at
2016年04月20日
00:31